monetary
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
「monetary」のコアイメージは「お金・通貨というシステムに直接関わる」こと。語源はラテン語の「moneta(貨幣)」で、これは鋳造所が置かれていたローマの女神ユノー・モネタの神殿に由来する。つまり「貨幣そのもの」や「貨幣の流通・管理のしくみ」に関係するときに使われる形容詞である。国家・機関レベルの通貨政策(monetary policy)から、個人の金銭的価値(monetary value)まで、スケールは異なっても「お金という尺度・制度に属している」という感覚が一貫している。単なる「財政上の」というより「貨幣・通貨という概念で測れる・関係する」というニュアンスを持つ。
2意味一覧
-
形容詞
通貨の、貨幣制度に関する
国家や中央銀行が管理する「通貨・貨幣システム」そのものに関わる場合の意味。monetary policyのような使い方が典型。 -
形容詞
金融の、金融政策上の
お金の流れや管理という「制度・仕組み」に関わる側面。IMFなどの国際金融機関の名称にも使われる。 -
形容詞
金銭的な、お金で測られる
物事の価値をお金という尺度で測るときの意味。monetary valueのように「金銭的換算」できるかどうかを問う文脈で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「financial(財政上の・資金面での)」と混同しやすいが、monetaryは特に「貨幣・通貨というシステム」に焦点が当たる。financialが個人・企業レベルの「お金の状況」にも広く使えるのに対し、monetaryはより「通貨制度・金融政策」のような制度的文脈で使われることが多い。
「monetary reward(金銭的報酬)」のように日常的な文脈でも使えるが、その場合も「お金という形で与えられる」という意味合いがある。「pecuniary(金銭上の)」という難語と同義のこともある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| financial | 個人・企業・国家の「資金・財政状況」全般を指す広い語。monetaryより日常的に使われ、financial problemsのように個人レベルにも使える。 |
| fiscal | 主に「政府の財政・税収・予算」に関わる語。monetary(通貨・金融政策)とは守備範囲が異なり、fiscal policy(財政政策)とmonetary policy(金融政策)は明確に区別される。 |
| pecuniary | 「金銭上の」という意味のやや格式ばった語。monetaryより個人的な文脈(pecuniary gain=金銭的利益)で使われることが多い。 |
対義語: non-monetary、intangible(無形の)
6派生語・関連語
-
money
名詞
お金、貨幣(同語源) -
monetize
動詞
収益化する、貨幣化する -
monetization
名詞
収益化、貨幣化
7コロケーション
- monetary policy(金融政策)
- monetary value(金銭的価値)
- monetary reward(金銭的報酬)
8確認テスト
“Volunteers receive no monetary compensation, but they gain invaluable experience.”
①財政的な ②通貨上の ③金銭的な ④経済的な
③金銭的な。この文では「お金という形での補償・報酬がない」という意味で使われており、「金銭的な」が最も自然。①「財政的な」は国家予算のニュアンスが強く不自然。②「通貨上の」は制度・政策の文脈向き。④「経済的な」はeconomicに近く、ここでは「お金で支払われる」という直接的な意味合いが薄れてしまう。monetaryのコアイメージ「お金という尺度で測られる」が最もよく表れるのが③。
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