prevalent
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
prevalentの語源はラテン語の「praevalere(前に+力を持つ)」。単に「多い・広まっている」というだけでなく、「ある集団・地域・時代の中で優勢な力を持って広く行き渡っている」というニュアンスが核心にある。一時的な流行ではなく、ある程度の期間・範囲で定着・浸透している状態を指す。だから単なる「多い(common)」より「その場を支配するほど行き渡った」という強さがある。病気・習慣・考え方・態度など、目に見えない現象がじわじわと社会全体に浸透している様子をイメージするとわかりやすい。
2意味一覧
-
形容詞
(ある集団・地域・時代に)広まっている、蔓延している、普及している
「支配的な力を持って広く行き渡る」コアイメージから、社会や集団の中にすっかり浸透して優勢な状態を表す。病気・習慣・意見など広範な対象に使える。 -
形容詞
(ある状況・時代において)主流の、支配的な
「優勢な力を持つ」という語源そのままの意味。多数派として社会を占める考え方や傾向を表すときに使われ、「ただ多い」だけでなく「それが中心を占めている」というニュアンスが出る。
3例文
4よくある間違い・注意点
「流行している」と訳しがちだが、prevalentは一時的なブームを指すfashionableやtrendyとは異なり、ある程度の期間・範囲に根づいて広がっている状態を指す。インフルエンザの季節的流行にも使えるが、その場合も「その地域・集団を席巻している」という広がりの強さがポイント。
commonと混同しやすいが、commonは「よく見られる・普通の」という頻度・一般性を示すのに対し、prevalentは「優勢な力を持って広く行き渡っている」という浸透の強さ・広がりのニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| widespread | 「広い地理的・社会的範囲に及んでいる」という空間的な広がりに焦点。prevalentが「優勢な力で浸透している」という質的な強さを含むのに対し、widespreadは純粋に「広範囲に及ぶ」という分布の広さを示す。 |
| common | 「よく見られる・珍しくない」という頻度・一般性を示す。prevalentより客観的・中立的で、力強い浸透感は薄い。 |
| rampant | 「手がつけられないほど蔓延している」という否定的・過剰なニュアンスが強い。主に悪いものに使い、prevalentより感情的な強さがある。 |
| dominant | 「支配的・圧倒的な」という意味で、prevalentの「優勢」という側面に最も近いが、dominantはより「他を圧倒している」という競争的・力学的なニュアンスが強い。 |
対義語: rare、uncommon、scarce
6派生語・関連語
-
prevalence
名詞
普及、蔓延、広まっていること -
prevail
動詞
広まる、勝る、優勢になる(prevalentの動詞形)
-
prevailing
形容詞
支配的な、一般的な(主に風向きや意見に使う)
7コロケーション
- become prevalent(広まる・蔓延する)
- prevalent among + 集団(〜の間で広まっている)
- prevalence of + 名詞(〜の蔓延・普及)
8確認テスト
The use of smartphones is now prevalent across all age groups.
① スマートフォンの使用は、すべての年齢層の間でいま流行しはじめている。
② スマートフォンの使用は、今やすべての年齢層に広く普及している。
③ スマートフォンの使用は、一部の年齢層で珍しくなくなっている。
④ スマートフォンの使用は、すべての年齢層で義務付けられている。
②
「now(今や)」という語とprevalentのコアイメージ「優勢な力で広く行き渡っている」が組み合わさり、一時的な流行ではなくすでに社会全体に浸透・定着した状態を表している。①の「流行しはじめている」はbecoming prevalentなら適切だが、is now prevalentは現在すでに完全に広まった状態を示す。③は広がりが弱すぎ、④は意味が全く異なる。
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