nor
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
norのコアイメージは「前に述べた否定をそのまま次にも引き継ぐ」こと。neither…nor…の形では「AもBもどちらも〜ない」と複数の否定を並列し、単独では「そしてそれも〜ない」と前文の否定をさらに積み重ねる。notが「その一点を否定する」のに対し、norは「否定の連鎖・拡張」が本質。否定の内容をバトンのように次へ渡すイメージを持つと、「…も…ない」という訳が自然に導ける。また、norの後では主語と動詞が倒置するという語順上の特徴も「norが文の流れを否定側へ引っ張る力」として理解できる。
2意味一覧
-
接続詞
(前の否定を受けて)…も…ない
neither…nor…やnot…nor…の形で、前の否定をそのまま次の要素にも引き継ぐ。否定を連鎖させるのがnorの本質。 -
接続詞
(文頭・文中で)そして〜もまたない(倒置を伴う)
前文全体の否定的内容を受けて、新たな否定の文を追加するときに使う。「否定の連鎖」をバトンのように次の節へ渡すイメージで、後続の節では主語・動詞が倒置される。
3例文
4よくある間違い・注意点
nor の後では主語と助動詞が倒置(nor did she / nor will I)になることを忘れがち。neither と混同してnorだけで単独使用しようとするケースも多いが、neither…nor…はセットで、norは前の否定を受けて単独でも使える、と区別して覚えよう。
「not…or…」と「not…nor…」の混同に注意。notとorの組み合わせでも否定の並列は表現できるが、norを使うと否定のニュアンスがより強調・強化されたフォーマルな響きになる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| neither | neitherは二つの選択肢のどちらでもない、という二択否定が中心。nor単独のように前文全体の否定を受け継いで文を続ける用法はなく、通常neither…nor…のセットで使う。 |
| not…either | 「〜もまた…ない」という意味では近いが、eitherは文末に置く口語的な表現。norは文頭に出て倒置を伴うフォーマルな書き言葉的響きがある。 |
対義語: both、and、either
7コロケーション
- neither A nor B(AもBも〜ない)
- nor do I / nor did she(〜もまた…ない、倒置形)
- not A, nor B(Aでなく、Bでもない)
8確認テスト
「I have never been to Paris, nor do I plan to go.」
① パリに行ったことはないし、行く計画もまったくない。
② パリに行ったことはないが、いつか行きたいと思っている。
③ パリには行ったことがあるが、また行くつもりはない。
④ パリに行きたくないわけでも、行く計画がないわけでもない。
①。nor が前文の否定「行ったことがない」を受け取り、さらに「行く計画もまたない」と否定を連鎖・拡張している。nor以下はdo Iと倒置されており、「そしてそれに加えて〜もない」という強調のニュアンスが出ている。②〜④はnorの否定連鎖のコアイメージに反する。
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