broadcast
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
broadcastは「broad(広い)」+「cast(投げる)」が合わさった語。農業用語として「種をまんべんなく広い範囲にまき散らす」イメージが起源。ラジオ・テレビが普及すると「電波を広く一斉に発信する=放送する」という意味に転用された。さらに、情報や噂を「広い範囲に無差別にばらまく」ニュアンスにも使われる。重要なのは「一点から多数へ、広く一斉に届ける」というイメージ。特定の相手にだけ伝えるのではなく、不特定多数に向けて拡散するところがこの語の本質。
2意味一覧
-
動詞
(ラジオ・テレビで)放送する
電波を一点から不特定多数の受信者へ広く投げ届けるイメージ。コアイメージの最も直接的な現代的用法。 -
動詞
(種・情報などを)ばらまく、広める
農業での「種まき」という原義そのもの。情報を狭い範囲に絞るのではなく、広く無差別に散らすイメージ。 -
動詞
(秘密・噂などを)吹聴する、言いふらす
「広く投げる」ゆえに、言わなくてもいいことまで広範囲に広めてしまうニュアンスが生まれ、やや否定的な意味でも使われる。 -
名詞
放送(番組)、放映
動詞の意味がそのまま名詞化。「一斉に広く発信されるもの」として、特定の放送番組・放送行為を指す。 -
形容詞
放送の、放送された
「広く投げ届けられた」という状態を表す形容詞的用法。broadcast media(放送メディア)などで使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
broadcast の活用形に注意。過去形・過去分詞形は broadcast(変化なし)が標準的で、broadcastedも稀に使われるが、受験では broadcast を使う方が安全。
televise(テレビで放映する)との混同に注意。broadcastはラジオ・テレビ両方に使えるが、televiseはテレビ限定。また、broadcastには「ばらまく・吹聴する」という比喩的ニュアンスがあるが、televiseにはない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| transmit | 電気信号・データを「送信・伝達する」技術的側面に焦点。broadcastが「広く不特定多数へ」一斉配信するのに対し、transmitは特定の宛先への伝送にも使われる。 |
| spread | 情報や病気などが「広がる・広める」こと全般を指す。broadcastが「発信源から一斉に外へ投げる」イメージなのに対し、spreadは面が広がっていくイメージ。 |
| air | ラジオ・テレビで「放送する」意味ではほぼ同義だが、airは「電波に乗せる」という感覚でよりカジュアルな口語表現。 |
対義語: narrow-cast(特定の視聴者向けに配信する)、conceal(隠す)
6派生語・関連語
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broadcaster
名詞
放送者、放送局、(ラジオ・テレビの)アナウンサー -
broadcasting
名詞
放送(業)、放送すること -
rebroadcast
動詞・名詞
再放送(する)
7コロケーション
- live broadcast(生放送)
- broadcast a message(メッセージを放送する/広める)
- broadcast media(放送メディア)
8確認テスト
“Don’t broadcast what I told you — it’s strictly between us.”
① 私が話したことを録音しないでください。私たちだけの秘密です。
② 私が話したことを放送しないでください。それはプライベートなことです。
③ 私が話したことを言いふらさないでください。ふたりだけの内緒ですよ。
④ 私が話したことを忘れないでください。私たちの取り決めです。
③。この文では broadcast が「秘密・情報を広く言いふらす」という比喩的な意味で使われている。「一点から広く投げ散らす」コアイメージが、噂を不特定多数に向けて広めることを表している。「放送する」と直訳すると文脈に合わず、「言いふらす・吹聴する」が最も自然。
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