spread
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
spreadのコアイメージは「一点(または一面)から外に向かって広がっていく」こと。バターをパンに塗るのも「刃でひと塗りして薄く広げる」動き、病気が蔓延するのも「一箇所から周囲へと広がっていく」現象、翼を広げるのも「中心から外へ展開する」動作。つまり何かが「集中した状態→面的・空間的に拡散する状態」へ移行するイメージが根底にある。日本語に訳すときは文脈に合わせて「塗る・広げる・覆う・蔓延する・伝わる」などと選べばよいが、どれも「広がり」という本質を持っている点は共通している。
2意味一覧
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動詞
広げる・広がる
折りたたまれたものや集まったものを外に向かって展開させるイメージ。羽を広げる、地図を広げるなどに使う。 -
動詞
(薄く)塗る・伸ばす
バターやジャムを刃や道具で面全体に「薄く広げていく」動きがコアイメージそのもの。 -
動詞
覆う・一面に広がる
ある領域全体を「広がって覆っていく」状態。「霧が一面に広がる」のように面的な覆いを表す。 -
動詞
(病気・うわさ・情報などが)広まる・蔓延する
一点から放射状に拡散していくコアイメージが、情報や病気の伝播にそのまま当てはまる。 -
動詞
(期間・範囲に)分散させる・またがらせる
「一点に集中」の逆で、コストや作業量などを時間・空間に「薄く広げて分散させる」ニュアンス。受験でも頻出の重要用法。 -
名詞
広がり・範囲 / スプレッド(塗るもの)
「広がった状態・広さ」そのものを指す名詞用法。また塗り広げる食品(バター・ジャムなど)の総称としても使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「塗る」場面でspreadとapplyを混同しがち。applyは「目的のために対象に当てる・適用する」ニュアンスで、薬を傷口に「つける」場合などに使う。spreadは「面全体に薄く広げていく」動きを強調するため、バターやジャムなど広げながら塗るものに自然。
spreadは過去形・過去分詞がどちらもspreadと同形(spread–spread–spread)であることを見落としやすい。’The disease spread rapidly.’の’spread’は過去形であることに注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| scatter | 種や砂などをバラバラに「まき散らす」イメージ。spreadが面的・均一な広がりなのに対し、scatterは無秩序に飛び散るニュアンスが強い。 |
| distribute | 「配布する・分配する」という意図的・組織的な分散を指す。spreadの自然な広がりと異なり、担当者が意図をもって割り当てる含意がある。 |
| extend | 「(長さや期間を)延ばす・伸ばす」に焦点があり、一方向への伸長イメージ。spreadの「面的・放射状の広がり」より線的なニュアンスが強い。 |
対義語: concentrate、gather、fold
6派生語・関連語
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widespread
形容詞
広く行き渡った・広範囲にわたる
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spreading
形容詞・現在分詞
広がっている・拡散しつつある
7コロケーション
- spread the word(知らせを広める)
- spread disease / infection(病気を蔓延させる)
- spread one’s wings(翼を広げる・自立する)
8確認テスト
“The company decided to spread its marketing budget across four different platforms.”
① 会社はマーケティング予算を4つの異なるプラットフォームに分散させることにした。
② 会社はマーケティング予算を4つの異なるプラットフォームに塗ることにした。
③ 会社はマーケティング予算を4つの異なるプラットフォームに広告することにした。
④ 会社はマーケティング予算を4つの異なるプラットフォームに蔓延させることにした。
①が正解。spreadのコアイメージは「一点に集中しているものを面的・広範囲に広げる」こと。ここでは予算(資源)を複数のプラットフォームに「薄く均等に広げる=分散させる」文脈であり、①が最も自然。②「塗る」は物体に薄く塗り広げる場面、④「蔓延」は否定的な拡散に使うため不自然。③はspreadとは無関係な意味。
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