exist
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
exist のコアイメージは「この現実世界に場所・形・命として確かに存在している」という感覚です。ラテン語の ex-(外へ)+sistere(立つ)が語源で、「外の世界に立って現れている」状態を表します。単に概念や可能性としてあるのではなく、実際に世界の中に「立っている」という実在感がポイントです。そのため「存在する・実在する」という意味が基本になりますが、生き物が命をつなぎながら「この世に在る」という文脈では「生存する・生きている」という訳がしっくりきます。「何かがこの世界に確かな形で立っている」というイメージを掴めば、文脈ごとの訳が自然に導けます。
2意味一覧
-
動詞
存在する・実在する
概念や想像の中だけでなく、現実世界に確かに「立っている」状態を指す。物・場所・概念が客観的に世界に存在している場合に使う。 -
動詞
生存する・生きながらえる
生き物が命をつなぎながら「この世に在り続ける」状態。exist on ~(〜で生きる/命をつなぐ)のように、最低限の状態で生存しているニュアンスを伴うことが多い。 -
動詞
(問題・状況などが)ある・生じている
抽象的な問題や状況が「現実として世界の中に立っている」こと。A problem exists.(問題が存在している)のように、目には見えない状況が現実に発生していることを述べるのに使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
exist は自動詞なので exist it や exist the problem のように目的語を取ることはできない。「問題を存在させる」と言いたい場合は create a problem などを使う。
live との混同に注意。live は「生き生きと生活する・暮らす」という積極的なニュアンスがあるのに対し、exist は「ただ在り続ける・生き延びている」という最低限のニュアンスを持つことが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| be | 最も汎用的に「〜である・ある」を表す。exist は「現実世界に実在している」という実在感を強調するが、be にはそのニュアンスはなく単純に状態を示す。 |
| live | 「生きて活動している・暮らしている」という能動的・積極的な生のニュアンス。exist が「とにかくこの世に在る」なら、live は「その命を営んでいる」感覚。 |
| survive | 「困難・危機を乗り越えて生き残る」という意味で、生存競争や危機的状況でのニュアンスが強い。exist の「ただ在り続ける」よりも、困難に打ち勝つ要素が加わる。 |
対義語: cease to exist(存在しなくなる)、disappear、perish
6派生語・関連語
-
existence
名詞
存在・実在・生存(come into existence で「生まれる・発生する」)
-
existing
形容詞
現存する・既存の(existing system「既存の制度」) -
existent
形容詞
存在している(やや格式ばった表現) -
coexist
動詞
共存する(co-「共に」+exist)
7コロケーション
- exist on ~ (〜で生き延びる・〜だけで命をつなぐ)
- cease to exist (存在しなくなる・消滅する)
- actually exist (実際に存在する・実在する)
8確認テスト
After losing his job, he could barely exist on his savings.
① 彼は貯金だけで十分に豊かに暮らせた
② 彼は貯金だけではほとんど生きていけなかった
③ 彼は貯金のことをほとんど覚えていなかった
④ 彼は貯金を使うことをほとんどしなかった
② 「barely exist on his savings」は「貯金だけでかろうじて命をつなぐ(生存する)」という意味。exist on ~ は「〜だけで生き延びる」というニュアンスで、barely(かろうじて・ほとんど〜できない)が加わり、生活が極めて苦しい状況を表す。「暮らす」ではなく「生きていられる」に近い、最低限の生存のコアイメージが表れている。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。