react
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
reactの核心は「re-(返す・逆に)+act(行動する)」、つまり「何かを受けて、それに応じて行動を起こす」というイメージです。外部からの刺激・働きかけを受け取り、それに対して何らかの動き・変化・応答が生じるというプロセスを指します。化学反応(物質同士が触れて変化する)、感情的反応(言葉や状況に対して表情や態度が変わる)、社会的反応(規則や権威に対して反発する)——すべて「受けて→返す」という共通構造を持っています。だからこそ文脈次第で「反応する」「反抗する」「作用しあう」といった異なる日本語があてはまるのです。
2意味一覧
-
動詞
(刺激・言動などに)反応する、応じる
外部からの働きかけを受けて、感情・態度・行動として「返す」コアイメージがそのまま「反応する」につながる。 -
動詞
(物質が)化学反応する、作用しあう
物質が互いに刺激を与えあい、変化を「返す」プロセスが化学反応。コアイメージが物質レベルで起きている状態。 -
動詞
(権威・規制などに)反抗する、反発する
圧力や支配に対して逆向きの力を「返す」のが反抗。「re-(逆に)」の要素が強く前面に出た用法。 -
動詞
(薬・食物などに)アレルギー反応を示す、悪影響を受ける
体が外来物質を受けて予期せぬ変化を「返す」用法。医療・健康文脈で頻出だが見落とされがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「react to ~」と「react against ~」の使い分けに注意。「react to」は中立的に「~に反応する」、「react against」は否定的に「~に反発・反抗する」という方向性の違いがある。
日本語で「反応する」と一語に固定して覚えると、感情表現の文脈で「彼女は笑って反応した」のように不自然な訳になりやすい。コアイメージを押さえ、文脈に合わせて「~した」「示した」「返した」と柔軟に訳すことが大切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| respond | より意識的・意図的な「応答・返答」に使われる。質問への回答や要求への対応など、能動的なニュアンスが強い。reactは刺激への自動的・自然な反応にも使える点が異なる。 |
| reply | 主に言葉による返答に限定される。reactよりも範囲が狭く、感情・化学・行動反応には使えない。 |
| retaliate | 「仕返しをする」という敵対的・報復的なニュアンスが強い。reactの「反抗する」用法よりも攻撃的な色合いを持つ。 |
対義語: act(自ら行動する)、ignore(無視する)
6派生語・関連語
-
reaction
名詞
反応、反抗、化学反応
-
reactive
形容詞
反応しやすい、受け身の、反応性の -
reactant
名詞
(化学)反応物、試薬 -
reactor
名詞
原子炉、反応装置 -
overreact
動詞
過剰反応する
7コロケーション
- react to ~(~に反応する)
- react against ~(~に反発・反抗する)
- react badly / strongly / positively(悪く/強く/肯定的に反応する)
8確認テスト
“Some children react badly to certain food additives and develop rashes.”
① ある種の食品添加物に強く反抗し、発疹を起こす子どもがいる。
② ある種の食品添加物に過剰に反論し、発疹を起こす子どもがいる。
③ ある種の食品添加物に悪影響を受け(アレルギー反応を示し)、発疹を起こす子どもがいる。
④ ある種の食品添加物を激しく拒否し、発疹を起こす子どもがいる。
正解は③。「react badly to ~」は身体が食品添加物を受けて悪い変化を「返す」=「悪影響を受ける・アレルギー反応を示す」という意味。発疹(rashes)が生じる文脈からも、意図的な「反抗」や「拒否」ではなく、体が自動的に起こす生理的反応であることがわかる。コアイメージ「刺激を受けて動き出す」が医療・健康の場面で現れた例。
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