wage
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は14冊に掲載されています。
1コアイメージ
wageのコアイメージは「労働という行為に対して直接的に支払われる対価」です。古英語・古フランス語の「誓約・担保」に由来し、「何かを行った見返りとして受け取るもの」という概念が根底にあります。だから賃金(働いた見返り)にも、「報い」(行為の結果として返ってくるもの)にも使われます。また動詞として「(戦争・キャンペーンなどを)遂行する」という意味も持ちますが、これも「目的のために力を注ぐ=対価を払う」というコアから理解できます。単なる給与ではなく、行為と対価の双方向的な交換関係がこの語の本質です。
2意味一覧
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名詞
賃金、労賃(時給・日給など時間単位で支払われる報酬)
労働という行為を行った直接の見返りとして受け取るもの。通常は複数形 wages で使われることが多い。 -
名詞
報い、むくい(行為に対して返ってくる結果)
「行為に対する対価」というコアが広がり、必ずしもお金でない「結果・報い」にも使われる。 -
動詞
(戦争・キャンペーンなどを)行う、遂行する
「目標に向けて力・資源を注ぎ込む」というコアから派生。wage war(戦争を行う)が典型的な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
wageとsalaryの混同に注意。wageは時給・日給など時間単位の労働者(ブルーカラー)への報酬を指し、salaryは月給・年俸など固定給のホワイトカラーへの報酬を指すのが原則。受験英語では区別を問われることがある。
動詞の wage war / wage a campaign のように「戦争・闘争・運動を行う」という動詞用法は見落とされがちだが、大学入試長文でも頻出なので必ず押さえておくこと。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| salary | 月給・年俸など固定額で支払われる報酬。主にオフィスワーカー向け。wageより安定・継続的なイメージ。 |
| pay | wageとsalaryを包括する最も広い「報酬」の語。口語的でカジュアル。 |
| earnings | 稼いだ金額の総称。個人の収入全体を指し、労働形態を問わない。 |
| fee | 医師・弁護士など専門職や単発サービスへの報酬。継続的な雇用関係ではなく、都度支払われる点がwageと異なる。 |
対義語: salary(対照的な支払い形態として)
6派生語・関連語
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wager
名詞・動詞
賭け、賭ける(対価を差し出して勝負するというコアから) -
wage-earner
名詞
賃金労働者、一家の稼ぎ手 -
minimum wage
名詞(句)
最低賃金
7コロケーション
- wage war (on / against ~):〜に対して戦争・闘争を行う
- minimum wage:最低賃金
- wage gap / wage disparity:賃金格差
8確認テスト
The environmental group has been waging a fierce battle against the construction of the new dam for years.
① 賃金を支払っている
② 激しい闘いを繰り広げている
③ 賃金交渉をしている
④ 戦場に赴いている
② 激しい闘いを繰り広げている。wage はここでは動詞として使われており、「目標に向けて力を注ぎ込んで遂行する」というコアイメージが「闘いを繰り広げる」という意味に表れている。wage a battle / campaign のように、物理的な戦争でなく社会的・組織的な活動にも使われるのが重要なポイント。
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