background
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
backgroundのコアイメージは「fore(前)の反対、back(後ろ)にあるground(地盤・土台)」です。絵画で言えば主役の人物の「後ろに広がる景色」、人生で言えばその人を形作ってきた「見えにくいが確かに存在する土台」です。この「直接目立たないが、物事を支えている根底の文脈・状況」というイメージが共通しています。だから「絵の背景」にも「人の経歴・出身環境」にも「事件の背景・事情」にも使えます。日本語の「背景」という訳語で大半はカバーできますが、英語のbackgroundはより具体的に「その人・その物事を現在の姿にした見えない土台」というニュアンスを持っています。
2意味一覧
-
名詞
(絵・写真・舞台などの)背景、バック
視覚的に「前景(foreground)の後ろに広がる地面・空間」そのものを指す、最も直接的な用法。コアイメージの原点。 -
名詞
(人の)経歴、出身環境、生い立ち
その人を現在の姿に形づくった「人生の土台」として、生まれ・学歴・文化的出自などを包括して指す。直接目に見えないが確かに存在する「後ろの地盤」というイメージ通り。 -
名詞
(事件・問題などの)背景、事情、経緯
出来事の表面的な事実の「後ろ」にある、それを引き起こした状況・文脈を指す。「前に出てこないが理解に必要な地盤」というコアイメージがそのまま当てはまる。 -
名詞
(コンピューターの)壁紙、バックグラウンド(処理)
画面の「後ろに敷かれた地」=壁紙、または表面上は見えない「裏側で動いている処理」を指す現代的な用法。いずれも「目立たない後ろの土台」というコアイメージを継承している。
3例文
4よくある間違い・注意点
backgroundは「経歴」の意味では複数形(backgrounds)で使うことが多い点に注意。「diverse backgrounds(多様な経歴)」のように、人それぞれの出自・経験の「集まり」として複数形になる。日本語の「経歴」は単数のイメージが強いので、英語で書くときに単数形にしてしまうミスが多い。
foreground(前景・前面)との混同に注意。backgroundが「目立たない後ろの土台」なら、foregroundはまさに「目立つ前面・主役」。stay in the background(目立たない存在でいる)という慣用表現も重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| history | historyは「時系列で記録された過去の事実」に焦点が当たり、backgroundより客観的・記録的なニュアンス。backgroundは「現在を形づくった土台全体」というイメージが強い。 |
| setting | settingは「物語・状況が展開される場・舞台」を指し、空間的・時代的な文脈に使う。backgroundより「その場その時の環境」を指す感覚が強い。 |
| context | contextは「文脈・前後関係」で、ある事柄を理解するための「周辺情報」に焦点が当たる。backgroundが「土台・出自」なら、contextは「周囲のつながり・関係性」というイメージ。 |
対義語: foreground、surface
6派生語・関連語
-
foreground
名詞・動詞
(名)前景、前面 / (動)前面に押し出す、強調する
7コロケーション
- have a background in ~ (〜の経歴・素地を持つ)
- in the background (背景に、目立たないところで)
- cultural / educational background (文化的・教育的背景)
8確認テスト
“The journalist provided background on the conflict before the interview began.”
① 背景画像
② 事情・経緯
③ 経歴・出身
④ 音楽の伴奏
②「事情・経緯」が正解。provide background on〜は「〜についての背景情報(事情・経緯)を提供する」という意味。表面に出てこない「その事件を理解するための後ろの文脈」というbackgroundのコアイメージがそのまま当てはまる。①は絵や写真の文脈、③は人の出自・経歴の文脈、④は全くの誤用。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。