context
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
contextはラテン語の’contextus’(織り合わせる・つなぎ合わせる)に由来する。語源のcon-(共に)+textus(織物)が示すように、「周囲のものと織り合わさった全体的なつながり」がコアイメージ。テキスト(text)の親戚であることからもわかるように、ある言葉や出来事が置かれた「周囲の文章・状況・背景」全体を指す。だからこそ「文脈」にも「状況・背景」にも訳せる。単体では意味をなさないものが、周囲とつながることで初めて意味を持つ——そのつながりの枠組み全体がcontextである。
2意味一覧
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名
(言語・文章の)文脈、前後関係
言葉が「周囲の文章と織り合わさった」状態がそのまま「文脈」。前後のつながりを見ることで単語や文の意味が決まる。 -
名
(出来事・行為の)状況、背景、文脈
出来事が「周囲の状況と織り合わさった」全体像が「背景・状況」。ある行動がどんな文脈の中で起きたかを示す。 -
名
(理解のための)脈絡、文脈的枠組み
情報を正確に理解するための「周囲のつながり全体」を指し、「脈絡」や「文脈的枠組み」と訳される場面もある。
3例文
4よくある間違い・注意点
「context=文脈」と覚えすぎて、文章の外(社会・歴史・状況)を指すケースで「文脈」と訳してしまう誤り。’in the context of globalization’は「グローバル化という文脈で」とも訳せるが、「グローバル化という背景・状況のなかで」と訳すほうが自然なことも多い。コアイメージ「周囲のつながり」から柔軟に訳語を選ぼう。
out of contextというイディオムを見落としやすい。’taken out of context’は「文脈から切り離されて(本来の意味と違う解釈をされて)」という意味で、メディアリテラシーの文章などで頻出。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| background | 出来事や人の「過去の経緯・下地」に焦点を当てる。contextより歴史的・事実的な情報の蓄積を指す傾向がある。 |
| setting | 物語・場面の「舞台・環境」を指すことが多く、物理的・時間的な場の雰囲気に重点がある。contextより具体的・視覚的。 |
| circumstance | 主に複数形(circumstances)で「具体的な諸事情・境遇」を指し、contextより個別の条件に着目する。 |
対義語: isolation(孤立・切り離した状態)、abstraction(抽象・文脈なし)
6派生語・関連語
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contextual
形
文脈的な、状況に応じた -
contextually
副
文脈的に、状況に合わせて -
contextualize
動
〜を文脈・背景の中に位置づける -
out of context
慣用句
文脈から切り離されて、前後関係を無視して
7コロケーション
- in the context of ~(〜という文脈・状況において)
- out of context(文脈から切り離されて)
- historical / cultural / political context(歴史的・文化的・政治的背景)
8確認テスト
“His joke was funny, but you have to understand the context — he was making fun of himself, not others.”
① 文法
② 文字通りの意味
③ 背景・状況
④ 単語の意味
③ この文では、ジョークが生まれた「周囲の状況(自分を笑いのネタにしていた)」を理解しなければ意味がわからないという文脈。言語的な「文脈」ではなく、社会的・状況的な「背景・状況」が最も自然。contextのコアイメージ「周囲のつながり全体」が、ここでは発話の場や意図という状況として現れている。
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