despair
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
despairはラテン語の「de-(完全に)+sperare(希望する)」に由来し、文字通り「希望がゼロになった状態」を表す。単なる悲しみや落胆とは違い、「もう何も好転しない」という諦念が核心にある。重要なのは、このゼロが一時的なへこみではなく、出口が見えないという感覚である点だ。だから名詞では「絶望」、動詞では「~を諦める・見切りをつける」という意味が生まれ、さらに「絶望させるもの(手に負えない存在)」という用法まで派生する。どの意味においても「希望の完全消滅」というコアは一貫している。
2意味一覧
-
名
絶望(感)
希望が完全に消え去った状態そのものを指す。単なる「落ち込み」ではなく、出口のなさが本質。 -
名
(人を)絶望させるもの・手に負えない人・悩みの種
「あいつのせいで希望がなくなる」という文脈から。「He is the despair of his teachers.(彼は先生たちの手に負えない存在だ)」のように使われる。 -
動
(~を)諦める・絶望する
希望が完全になくなる動作を表す。「despair of ~」の形で「~についての希望を失う」という意味になる。
3例文
4よくある間違い・注意点
動詞用法を知らずに名詞専用だと思い込む学習者が多い。「despair of ~」は「~を諦める」の意味で重要。hopeless(形容詞)やhopelessness(名詞)と混同しやすいが、despairはより感情的・心理的な状態に焦点を当てた語。
「絶望させるもの」という名詞用法は見落とされがちだが、英文読解でもよく登場する。「the despair of ~」の形を見たら「~を絶望させる存在」と読み取れるようにしておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| hopelessness | despairより概念的・状態的な語。感情の重さや切迫感はdespairの方が強く、より生身の人間的な絶望感を伴う。 |
| despondency | 気力が抜けてしまった落胆・意気消沈を指す。despairほど希望の「完全消滅」の度合いは強くなく、やや軽い絶望感。 |
| desperation | 絶望的な状況での「やけっぱち・必死さ」を含む。despairが静的な絶望なら、desperationは追い詰められて行動に出る動的なニュアンスがある。 |
対義語: hope、optimism
6派生語・関連語
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despairing
形
絶望した、絶望的な(感情を持った) -
despairingly
副
絶望的に、諦めたように -
desperate
形
絶望的な・必死な(despairと同語源)
-
desperately
副
必死に・絶望的なほど
7コロケーション
- fall into despair(絶望に陥る)
- despair of ~(~を諦める/~についての希望を失う)
- in despair(絶望して・絶望のあまり)
8確認テスト
「The coach’s irregular attendance was the despair of the entire team.”
① コーチの不規則な出席は、チーム全体の絶望そのものだった。
② コーチの不規則な出席は、チーム全体を悩ませる元凶だった。
③ コーチの不規則な出席は、チーム全体に絶望を与えるものだった。
④ コーチの不規則な出席は、チーム全体が絶望した原因だった。
②が最も自然。「the despair of ~」は「~を絶望させるもの=~の悩みの種・手に負えないもの」という慣用的な名詞用法。①③④は文法的には読めるが、日本語として不自然か意味がずれる。コアイメージ「希望を完全に失わせる存在」から、日本語では「悩みの種」「頭を抱えさせる存在」と訳すのが最もこなれている。
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