citizen
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
citizenのコアイメージは「ある政治的・社会的共同体に正式に属している人」である。語源はラテン語のcivitas(都市・国家)に由来し、単に「そこに住んでいる人」ではなく、「権利と義務を持つ正式な構成員」というニュアンスが根底にある。だからこそ「市民」「国民」「公民」のいずれの訳にもなり得るし、軍人や政府関係者と対比したときに「民間人」という意味にもなる。共同体への帰属と、そこから生まれる権利・責任のセットを含意するのがこの単語の本質である。
2意味一覧
-
名詞
市民(都市・自治体の構成員)
都市という共同体に正式に属し、その権利と義務を持つ人を指す。「住人」より能動的・政治的なニュアンスがある。 -
名詞
国民(国家の構成員・国籍保有者)
国家という大きな共同体の正式な成員として、国籍を持ち権利・義務を担う人。法的・政治的帰属を強調する。 -
名詞
民間人(軍人・官僚に対する一般市民)
国家機関(軍・政府)の外側にいる「普通の人」という対比的な用法。共同体の制度的中枢ではない一般構成員というイメージから来る。 -
名詞
(社会の)一員・参加者(比喩的用法)
「senior citizen(高齢者)」「global citizen(世界市民)」のように、特定の集団や社会的カテゴリーに属する人を表す拡張的用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「citizen」と「resident(居住者)」を混同しやすい。residentは「そこに住んでいる」という事実のみを指すが、citizenは「正式な構成員として権利・義務を持つ」という帰属のニュアンスを含む。国籍のない永住者はresidentではあってもcitizen(国民)ではない。
「citizen」を常に「市民」と訳すのは危険。文脈によって「国民」「民間人」「公民」など最適な日本語が変わる。国籍・法的地位を問題にしているなら「国民」、政治参加を問題にしているなら「市民」、軍人との対比なら「民間人」と状況に応じて使い分けること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| national | nationalは純粋に「ある国の国籍保有者」という法的・公式な帰属のみを指す。citizenより感情的・政治的ニュアンスが薄く、パスポート申請書などの公的書類に多い。 |
| resident | residentは「そこに住んでいる人」という物理的事実のみ。市民権・国籍の有無は問わないため、citizenより帰属意識や権利・義務の含意が弱い。 |
| subject | subjectは君主制において「臣民・国民」を指す古典的・公式な語。citizenが権利を持つ能動的な構成員のイメージを持つのに対し、subjectは君主への従属関係を含意する。 |
| civilian | civilianは軍人・警察官などと明示的に対比するときの「民間人・一般市民」。citizeのうち特に非軍事的側面を強調した語で、citizenより用途が限定的。 |
対義語: alien(外国人・非市民)、foreigner(外国人)、soldier / military personnel(軍人)
6派生語・関連語
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citizenship
名詞
市民権、国籍、公民としての資格・義務
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citizenry
名詞
(集合的に)市民全体、市民層 -
city
名詞
都市(同語源。civitasから派生) -
civil
形容詞
市民の、民間の、礼儀正しい
7コロケーション
- senior citizen(高齢者・シニア市民)
- citizenship rights / citizen’s rights(市民権・公民権)
- global citizen(世界市民)
8確認テスト
“After years of conflict, the government urged citizens to return to their normal lives.”
①国民
②民間人
③住人
④外国人
①国民。政府が国民に向けて日常生活への復帰を促している文脈であり、citizensは国家に帰属する人々全体を指している。文中に軍人との明示的な対比はなく、「民間人」を正解とする根拠は薄い。「住人」は地域への帰属にとどまり政治的帰属を含まないため不自然。「外国人」は意味が逆で不適切。
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