discard
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
discardは「dis-(離れて)」+「card(カード)」が語源で、トランプで不要なカードを捨てる動作が原義です。そこから「すでに役割を終えたもの・もはや価値のないものを意識的に取り除く」というコアイメージが生まれました。単なる「ゴミとして捨てる」だけでなく、考え・計画・感情なども含めて「使えなくなったものをそぎ落とす」というニュアンスがあります。「もったいない」という未練ではなく、「これはもう必要ない」と判断して意志的に除去するイメージが強いのが特徴です。
2意味一覧
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動詞
(不要になったものを)捨てる、処分する
物理的なモノが「もう用をなさない」と判断され、手放されるコアイメージそのまま。 -
動詞
(考え・計画・信念などを)捨て去る、放棄する
考えや信念も「もはや役に立たない・必要ない」と判断されたとき、同じコアイメージで「頭の中から取り除く」ニュアンスになる。 -
名詞
(トランプなどで)捨て札;廃棄物、捨てられたもの
動詞の原義であるカードゲームの「捨て札」の意味が名詞として残っており、転じて「捨てられたもの全般」を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
throwとの混同に注意。throwは単に「投げる・放る」という動作の語であり、不要かどうかの判断は含まない。discardは「これはもう不要だ」という意識的な評価と判断が必ず伴うのが特徴。throw awayも「捨てる」だが、日常的・無意識的な廃棄に近く、discardほどの意図性・改まりのトーンはない。
名詞形も存在することを忘れがち。’the discard pile’(トランプの捨て札の山)のように名詞としても使われるため、文中で品詞を確認すること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| throw away | 日常的・反射的にゴミとして捨てる感覚が強く、discardほど「意識的な価値判断」のニュアンスがない。 |
| abandon | 人・場所・プロジェクトなどを「見捨てる・放棄する」意味合いが強く、感情的な断絶を含む場合が多い。discardはより冷静な「除去」。 |
| dispose of | 廃棄・処理の手順・方法に重点が置かれる表現。discardはどう捨てるかより「捨てるという決断」自体にフォーカス。 |
| reject | 提案・申し出・応募者などを「拒絶する・却下する」に使う。discardは手元にすでにあるものを手放す感覚が強い。 |
対義語: keep、retain、adopt、cherish
6派生語・関連語
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discarded
形容詞
捨てられた、廃棄された -
discarding
名詞・動名詞
捨てること、廃棄すること
7コロケーション
- discard old ideas(古い考えを捨て去る)
- discard waste / discard packaging(廃棄物・包装材を捨てる)
- discard a hypothesis(仮説を棄却する)
8確認テスト
“During the restructuring, the company discarded its decade-old strategy.”
① 会社は10年にわたる戦略を盗まれた。
② 会社は10年来の戦略を棄却し、新たな方向へ進んだ。
③ 会社は10年前の戦略を発見した。
④ 会社は10年間、戦略を議論し続けた。
② discardは「もはや通用しない・不要になったものを意識的に取り除く」コアイメージを持つ。ここでは抽象的なもの(戦略)が対象で、「評価した上で捨てた」という意志的な決断のニュアンスが含まれる。「棄却した・捨て去った」が最も自然。
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