gallery
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
galleryの語源はラテン語・イタリア語の「galeria(長い廊下・回廊)」にさかのぼる。コアイメージは「細長く伸びた、人々が並んで何かを見る空間」だ。美術館・画廊はまさに作品を並べて展示・鑑賞するための空間であり、このコアが直結している。同じ発想から、劇場や競技場の「最上階の観客席(天井桟敷)」、議会の「傍聴席」、さらには写真や画像をまとめた「ギャラリー(画像一覧)」というデジタル用法まで派生している。「細長い通路に沿って何かが並び、人々がそれを眺める」というイメージを掴めば、文脈に応じた意味を自然に導き出せる。
2意味一覧
-
名
美術館、画廊、ギャラリー
作品を細長い空間に沿って並べ、鑑賞者が「見ていく」場所。コアイメージが最も直接的に表れた意味。 -
名
(劇場・競技場などの)最上階観客席、天井桟敷
舞台や競技場を見下ろすように細長く伸びた、最も安価な上層の席のこと。「眺める空間」が劇場に転用されたもの。 -
名
(議会・法廷などの)傍聴席・傍聴人
議事や裁判を外から「見る・聞く」ために設けられた細長い区画。play to the gallery(大衆受けを狙う)という慣用句でも使われる。 -
名
(写真・動画などの)ギャラリー、一覧
デジタル上で画像や動画が「並んで見られる空間」として転用された現代的用法。スマートフォンの「写真ギャラリー」などで頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「art gallery(画廊・美術館)」と「museum(博物館・美術館)」の混同に注意。galleryは主に絵画・彫刻などの芸術作品を展示・販売する空間で、商業的な側面があることも多い。一方、museumはより大規模で歴史・科学・文化全般を収蔵・展示する施設を指す。ただし「National Gallery(ナショナルギャラリー)」のように大規模な国立美術館にもgalleryが使われる場合があるため、固有名詞は要注意。
「play to the gallery(大衆に媚びる・受けを狙う)」という慣用表現は大学受験でも問われることがある。galleryが「傍聴席の一般聴衆」を意味することを知らないと意味が取れないので要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| museum | 歴史・科学・文化全般を扱う大型の公的施設に使われることが多い。galleryより展示規模・ジャンルが広く、商業的な意味合いは薄い。 |
| exhibition | 「展覧会・展示会」という催し物そのものを指す。galleryが「場所・空間」なのに対し、exhibitionは「イベント・催し」に焦点がある。 |
| studio | 芸術家が制作活動をする作業場。販売・展示を目的とした空間というより、制作の場という意味が強い。 |
6派生語・関連語
-
gallerist
名
画廊主、ギャラリーオーナー
7コロケーション
- art gallery(美術館、画廊)
- visit a gallery(ギャラリーを訪れる)
- play to the gallery(大衆受けを狙う、人気取りをする)
8確認テスト
“The senator’s speech was full of dramatic gestures; he was clearly playing to the gallery.”
① 上院議員のスピーチは劇的なジェスチャーに満ちていた。彼は明らかに___していた。
① 美術館でのイベントを成功させようと努力
② 反対派議員たちを言い負かそうと全力を尽くして
③ 大衆受けを狙って人気取りをしようと
④ 傍聴席を静粛に保とうと
③
「play to the gallery」はgalleryが「傍聴席の一般大衆」を意味することから生まれた慣用表現で、「本質より見た目・受けを優先して大衆に媚びる」という意味。劇場で安価な上層席の観客(一般大衆)に向けて大げさに演じる俳優のイメージが由来。「細長い観覧席で見ている人々=世論・大衆」というコアイメージの応用例。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。