match
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
matchのコアイメージは「2つのものがぴたりと対応・適合する」こと。もともとチェスのコマを「対にする」という意味から来ており、「2つのものが互いにフィットする関係」が根底にある。だから「一致する(データが合う)」「調和する(色が合う)」「釣り合う(実力が拮抗する)」「似合う(服装が人に合う)」など、文脈によって訳語が変わるが、すべて「対応関係がぴたっと成立する」イメージから生まれている。名詞では「対戦相手(互角の相手)」「試合(対抗戦)」「マッチ棒(対をなす火の点け方をする道具)」といった意味にもなり、このコアイメージを押さえることで多様な用法を一元的に理解できる。
2意味一覧
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動詞
一致する、合致する
2つの情報や数値が「ぴたりと対応する」ことから、証言やデータが合うという意味になる。 -
動詞
調和する、似合う
色やデザインが「ぴたりと対応してフィットする」ことから、見た目が合うという美的な意味に転じる。 -
動詞
〜に匹敵する、互角に渡り合う
実力や価値が「ぴたりと対応するほど近い」ことから、互いに引けを取らないという意味が生まれる。 -
名詞
試合、競技(対抗戦)
「対等に向き合う者同士」がぴたりと組み合わさった状態が「試合」。sportsmatchなどとして頻出。 -
名詞
好敵手、つり合いの取れた相手
「ぴたりと対応する相手」=互角の敵、あるいは相性のいい人という意味になる。 -
名詞
マッチ(点火道具)
軸と頭薬が「ぴたっと対をなす」道具として定着した意味。試験でも文脈判断が必要。
3例文
4よくある間違い・注意点
matchは「一致する」と覚えがちだが、「調和する・似合う」「匹敵する」など訳語の幅が広い。文脈を見てコアイメージ(ぴたりと対応する)から訳語を導くクセをつけよう。
名詞の『マッチ棒』と『試合』は全く別物に見えるが、どちらも同じ単語。文脈から判断する必要があり、入試長文でも混乱する学習者が多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| suit | 「似合う・適する」に特化し、主に人・目的・状況への適合を表す。matchより主観的・個人的なフィット感。 |
| correspond | 「対応する・一致する」の意味で使うが、より形式的・抽象的な文書や数値の対応関係に使われることが多い。 |
| equal | 「匹敵する・等しい」の意味で使うが、matchより数値的・客観的な同等性を指す。 |
対義語: clash、differ、mismatch
6派生語・関連語
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matching
形容詞
お揃いの、調和した -
mismatch
名詞・動詞
不一致、不釣り合い(対応がずれている状態) -
matchless
形容詞
無比の、比類のない(匹敵するものがない) -
matchmaker
名詞
仲人、マッチングをする人
7コロケーション
- match up with 〜(〜と一致する)
- a perfect match(完璧な組み合わせ・理想の相手)
- no match for 〜(〜には到底かなわない)
8確認テスト
“He was no match for the champion and lost in the first round.”
① 彼はチャンピオンに試合で負け、第1ラウンドで敗退した。
② 彼はチャンピオンとは相性が合わず、第1ラウンドで対戦した。
③ 彼はチャンピオンの敵ではなく、第1ラウンドで敗れた。
④ 彼はチャンピオンの証言と一致せず、第1ラウンドで退場した。
正解:③ 「no match for 〜」は「〜には到底かなわない・〜の敵ではない」というコロケーション。matchのコアイメージ「ぴたりと対応する(=互角の相手となる)」を否定したもので、「対等な相手ではない」→「敵ではない」という訳が最も自然。①は match を「試合」と誤解した誤答、②④は文脈から外れた誤答。
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