synthesis
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
synthesisのコアイメージは「複数の要素・概念・物質を組み合わせて、新たな一つのまとまりを生み出すプロセスまたはその結果」です。ギリシャ語のsyn-(共に)+thesis(置く)が語源で、「ものを一緒に置く」という直訳がそのまま本質を表しています。化学では複数の物質を反応させて新化合物を作る「合成」、哲学では正(thesis)と反(antithesis)を止揚して新たな概念をつくる「総合・統合」、そして日常的には複数の情報・アイデアを整理してまとめる「統合・要約」という意味にもなります。共通しているのは「バラバラなものが一つの新しい全体になる」というダイナミックな変換の感覚です。
2意味一覧
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名
合成(化学・音楽などで、要素を組み合わせて新しいものを作ること)
複数の原料や音・信号を「一緒に置いて」まったく新しい物質や音を生み出すプロセスがこの訳に対応する。 -
名
統合・総合(異なる考えや情報をまとめ上げること)
バラバラな概念や情報を「一緒に置き」、より高次の一つの見解・理論を構築するという知的プロセスを指す。 -
名
(哲学)止揚・総合(ヘーゲル弁証法で正と反から生まれる第三段階)
対立する正(thesis)と反(antithesis)を超えて一つの新たな概念へまとめ上げるという、コアイメージそのものの哲学的用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「合成」と「統合」どちらで訳すか迷いやすいが、どちらも同じコアイメージ(バラバラなものを一つに束ねる)から来ている。化学・技術文脈では「合成」、学術・思想文脈では「統合・総合」と訳すと自然になる。
summaryと混同しやすいが、summaryは「既にあるものを縮約する」だけで新しいものは生まれない。synthesisは要素を組み合わせて「新たな全体を創出する」という点で質的に異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| integration | 複数のものを一つのシステムに取り込む「統合・融合」で、synthesisよりも「部品を既存の枠組みに組み込む」ニュアンスが強い。新しいものを生み出すという創造性の強調はやや薄い。 |
| combination | 単に「組み合わせる」ことを指し、合わせた結果として新たなものが生まれるという含意がない。synthesisはプロセスを経て質的に異なる何かが生まれる点が異なる。 |
| fusion | 異なる要素が溶け合って区別がつかなくなるほど混ざり合うイメージ。synthesisは要素の由来が理論的に追跡可能なまとまりを作るニュアンスがある。 |
対義語: analysis(分析)、decomposition(分解)、antithesis(対立・反)
6派生語・関連語
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synthesize
動
合成する、統合する
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synthetic
形
合成の、人工の(synthetically:副)
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synthesizer
名
シンセサイザー(音を合成する電子楽器) -
biosynthesis
名
生合成(生体内での有機化合物の合成)
7コロケーション
- chemical synthesis(化学合成)
- speech synthesis(音声合成)
- synthesis of information / ideas(情報・アイデアの統合)
8確認テスト
「The professor asked students to write a paper that goes beyond mere summary and offers a true synthesis of the three theories discussed in class.」
①授業で議論した3つの理論の単なる要約を超えて、真の【 】を示す論文を書くよう、教授は学生に求めた。
① 比較
② 統合
③ 暗記
④ 批判
正解:② 統合。単に各理論をまとめる(summary)だけでなく、3つの理論を組み合わせて新たな一つの見解を生み出す(synthesis)よう求めている。コアイメージ「バラバラな理論→新たな一つの全体」が「統合」という訳に対応する。「比較」は要素を並べるだけで新たなものを生まない、「暗記」「批判」は文脈から明らかに外れる。
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