destiny
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
destinyの語源はラテン語の「destinare(固定する・定める)」。出発点ではなく「すでに決められた終着点」がコアイメージ。ただ単に「何かが起こる」のではなく、宇宙や神・運命の力によって「最初から設定されていた目的地へ向かっている」という感覚が強い。だからこそ「それは避けられない」「それに向かって引き寄せられる」というニュアンスが伴う。heroic destinyのように壮大・崇高な文脈で使われることが多く、日常的な小さな出来事よりも、人生の大きな方向性や使命感と結びついて使われる。
2意味一覧
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名詞
運命・宿命
あらかじめ定められた到達点というコアイメージから、「人が最終的に向かう先として決まっていること」=運命・宿命という訳が生まれる。 -
名詞
天命・使命
単なる避けられない出来事ではなく、「神や宇宙から与えられた役割・目的」というニュアンスでも使われる。「自分にはこれをなすべき使命がある」という積極的な意味合いを持つことがある。 -
名詞(Destiny と大文字で)
運命の神・摂理
定められた到達点を「管理する存在」として擬人化・神格化した用法。「Destinyはすべてを司る」のように、運命そのものを意志ある力として捉えるときに使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
fatとの混同に注意。destinyは「神・宇宙によって引き寄せられる崇高な到達点」というポジティブまたは中立的なニュアンスが多いのに対し、fateは「逃れられない、しばしば悲劇的な結末」というネガティブなニュアンスが強い。meet one’s fate(最期を迎える)はdestinyでは置き換えにくい。
destinyは可算名詞。「a destiny(ひとつの定められた運命)」や「their destinies(それぞれの運命)」のように複数形も使われる点を見落としがち。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fate | fateは「逃れようのない、しばしば悲劇的な結末」に焦点が当たりがち。destinyが「引き寄せられる崇高な到達点」であるのに対し、fateは「外から押しつけられる、変えられない力」という受動的なニュアンスが強い。 |
| fortune | fortuneは「偶然や運(良い・悪い)によってもたらされる結果」。destinyが「あらかじめ設計された到達点」なのに対し、fortuneは「チャンスや巡り合わせ」というランダム性が含まれる。 |
| lot | lotは「くじで決まったような、割り当てられた境遇・運」。destinyほど壮大でなく、日常的・社会的な境遇に使われやすい(例:the lot of the poor)。 |
対義語: free will(自由意志)、chance(偶然)
6派生語・関連語
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destined
形容詞
〜する運命にある、〜行きの(be destined to do / destined for〜) -
destination
名詞
目的地、行き先(destinationとdestinyは同語源で「定められた到達点」というコアを共有する)
7コロケーション
- control one’s own destiny(自分の運命を自分で切り拓く)
- be destined for greatness(偉大さへの運命にある)
- fulfill one’s destiny(運命・天命を果たす)
8確認テスト
“He believed it was his destiny to lead his people to freedom.”
① 彼は民を自由へ導くのが自分の義務だと信じていた。
② 彼は民を自由へ導くのが自分の天命だと信じていた。
③ 彼は民を自由へ導くのが自分の希望だと信じていた。
④ 彼は民を自由へ導くのが自分の習慣だと信じていた。
② 「天命」が正解。destinyは「神や宇宙によって最初から定められた到達点・使命」というコアイメージを持つ。①のduty(義務)は自分の意志や社会的責任に基づくもの、③のhope(希望)は主観的な願望、④は全く異なる。destinyは「外から与えられた、避けられない崇高な使命」というニュアンスなので「天命」が最も自然。
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