
東京医科大学医学部の小論文・面接の実施対象者
1次試験合格者
東京医科大学医学部の小論文・面接の配点
一般
・小論文(2次試験):60点
・面接(2次試験):40点
※1次試験:400点
共テ利用
・小論文(2次試験):60点
・面接(2次試験):40点
※共通テスト(1次試験):900点
東京医科大学医学部の小論文出題形式
出題形式
課題文を読み、設問に答える形式。
試験時間
60分
文字数
400〜600字
東京医科大学医学部の小論文過去問
2025年度
問題文:鷲田誠一『ひとはなぜ服を着るのか』より一部改変
下記の文中の「存在と演技が厳密には区別できないだろう」(下線部)とはどういうことでしょうか。また、それに対してあなたはどう考えますか。まず、「存在」と「演技」とはそれぞれどういう意味で、両者が「厳密には区別できないだろう」とはどういうことなのかをわかりやすく説明しなさい。そのうえで、あなた自身の経験をあげながら、それに対するあなたの意見を述べなさい。
2024年度
問題文:阿保純子『認知症の人々が創造する世界』より一部改変
問題文を読んだうえで、私たちの社会でみなさんのような状態から何年もかけて長崎さんのような状態になってゆくとすれば、そこに至るまでにどのような悩みや苦しみを経験するか考え、次の①~③の3点に触れながら600字以内で述べてください。(考えた事柄が必ずしも医学的に正確である必要はありません。あなたがこれまでに学んだこと、経験したこと、考えたことを活かして以下の点を考えてください。)
①私たちは、人と物、または物と物をどうやって区別しているのだろうか。
②人と物、または物と物を区別できなくなってゆく過程では、どのような困難や苦しみを経験してゆくのだろうか。
③そのような困難や苦しみは、私たちの社会の状況といかに関連しているのだろうか。
2023年度
問題文:藤本とし『地獄の底がぬけたんです ある女性の知恵の73年史』より一部改編
この文章は、18歳のときにハンセン病と診断され、47歳のときにその病気が原因で失明に至った女性が自らの半生を振り返りながら綴った自伝の一部です。そのなかで、彼女はハンセン病による過酷な経験を経て「ほんとに真実死に切って」ようやく笑うことができるようになったと述べています。ここでの「死に切る」とはどのような意味でしょうか?また、なぜ「死に切る」ことが笑えるようになることとつながるのでしょうか?これらの点を十分に説明したうえで、それを踏まえて、あなたは困難な状況におかれた人が笑うにはどのようなことが必要だと考えたかを600字以内で述べなさい。
2019年度
朝永振一郎『科学の自由の楽園』を読み、「子どもは科学者がするのと似たような見方」ができるのはなぜか、その際、科学者はどのようなことをしているかを定義して自分の意見を論述する。
2018年度
菅野仁『友達幻想』を読み、「同調圧力」に対する説明とそれに対する自分の考えを論述する。
2017年度
神谷美恵子『生きがいについて』を読み、生きがいについて、自分の経験を絡めて、論述する。
東京医科大学医学部の面接形式・雰囲気など
面接形式
面接官2名:生徒1名
所要時間
10分
雰囲気
穏やかな雰囲気(圧迫等なし)
東京医科大学医学部の面接過去問
・なぜ医師になりたいか。
・どのような医師になりたいか。
・部活動を通じて学んだこと
・本学の建学の精神を知っているか。
・本学の学是を知っているか。
・英語で東京医科大学の志望理由を言う。
・治療をしなければ治らない患者さんが治療を拒否した。あなたならどうしますか
・車椅子スポーツについての文章を読んで思ったこと、原因、解決策など
・チーム力に必要なものは何か。
一般的な質問がされます。医療知識は不要です。