
産業医科大学医学部の小論文・面接の実施対象者
1次試験合格者
産業医科大学医学部の小論文・面接の配点
一般A
・小論文(2次試験):50点
・面接(2次試験):配点は非公表
※共通テスト(1次試験):300点、個別学力検査(1次試験):600点
一般B
・小論文(2次試験):50点
・面接(2次試験):配点は非公表
※個別学力検査(1次試験):600点
一般C
・小論文(2次試験):50点
・面接(2次試験):配点は非公表
※共通テスト(1次試験):900点
産業医科大学医学部の小論文出題形式
出題形式
課題文型の問題が2問、資料型の問題が1問に加え、テーマ型の問題も出題される。
試験時間
120分
文字数
200〜400字
産業医科大学医学部の小論文過去問
2019年度
大問1
問題文:ブレーズ・パスカル著「パンセ」前田陽一・由木康訳
・問1:なぜ著者は人間を「考える葦」に例えたのか。200字から400字の範囲で説明しなさい。
・問2:グライダーにエンジンを搭載したような「グライダー兼飛行機のような人間」になるために、大学でどのように学習すればよいか、自分の考えを400字以内で述べる。
大問2
問題文:戸田山和久著 「「科学的思考」のレッスン 学校では教えてくれないサイエンス」
・問:「喫煙率」と「肺がん発生率」のデータの間に相関関係がある場合、「喫煙」と「肺がん」の間の因果関係の有無を検討するためには、どのような点に注意すればよいか、本文を参考にして考察しなさい。
大問3
・問:「医は仁術」という言葉がある。これについてあなたの考えを400字以内で述べなさい。
2018年度
大問1
問題文:外山滋比古『思考の整理学』
・問1:「三流は人の話を聞かない。二流は人の話を聞く。一流は人の話を聞いて言われたとおりに実行する。超一流の人は人の話を聞いて自分なりに工夫する」とあるプロ棋士は述べているが、本文中の「グライダー人間」がどれに相当すると考えるか。いずれかを選び、その理由を述べる。
・問2:グライダーにエンジンを搭載したような「グライダー兼飛行機のような人間」になるために、大学でどのように学習すればよいか、自分の考えを400字以内で述べる。
大問2
問題文:田崎晴明『熱力学―現代的な視点から』
・問:還元主義的な科学観とはどのようなものか説明する。(字数指定なし) 問2:筆者の科学観について、自分の考えを400字以内で述べる。
大問3
片手にバッグを持っているAさんと時計を指しているBさんの二人の人物と、7時を少し過ぎた時計が描かれた絵について
・問:絵の状況を説明し、AさんとBさんの吹き出しに言葉を入れる。
大問4
・問:動物のゾウを知らない小学校4年生に、ゾウとは何かを文章で説明する。
2017年度
大問1
問題文:L.R.Squire et al.著『Fundamental Neuroscience』
・問1:科学研究の黎明期に研究活動が個別に行われていた理由を説明する。
・問2:本文内容を踏まえて、現代の科学研究の発展においてインターネットを主とした情報公開が大きな役割を果たしていることについて、自分の考えを400字以内で述べる。
大問2
問題文:ケリー・マクゴニガル著 神崎朗子訳『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』
・問:本文を踏まえた上で、「ストレスと幸福」について、自分の考えを600字以内で述べる。
産業医科大学医学部の面接形式・雰囲気など
面接形式
面接官3名:生徒1名
所要時間
20分程度
雰囲気
面接官も優しい対応で、和やかな雰囲気(圧迫等はない)
産業医科大学医学部の面接過去問
・医師を志望する理由
・本学を志望する理由
・産業医を志望する理由
・産業医になってしたいこと
・奨学資金制度について
・大学でやりたいこと
・産業医を説明してください。
・宇宙の果てはあると思いますか。
・今の死亡原因疾患トップ3は?
・本校の制度について
・高校時代について
・一般常識(ニュース等)
産業医育成機関であることから、産業医に対する理解、大学の特徴、奨学資金制度についても質問はされると思っておきましょう。医療知識は不要です。