[推奨]松濤舎の指定問題集です。
目次
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』で合格可能な医学部・上位校
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の使い方
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の1周目、2周目…の役割
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の習得にかかる時間
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の特徴
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』が指定教材の理由
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の欠点
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の補助教材
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の前にやるべき参考書
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の後にやるべき参考書
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』と並行すべき参考書
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』と代替可能な参考書
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』に関するQ&A
- 『世界史一問一答【完全版】4th edition』の目次/問題数
『世界史一問一答【完全版】4th edition』で合格可能な医学部・上位校
松濤舎での合格実績を以下に記載します。
・医学部医学科
〇〇大学 など
・他学部
〇〇大学 など
※代替可能な問題集を使用した合格実績も含む。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
レベル1:★★★が8割以上覚えられている
レベル2:★★が8割以上覚えられている:偏差値65
レベル3:★が8割以上覚えられている
レベル4:星なしまで8割以上覚えられている:偏差値70
『世界史一問一答【完全版】4th edition』の使い方
問題形式で解いていきましょう。解けたら◯マーク、解けなかったら×マークを累積していきます。
既習範囲を1周したら、再び最初に戻って×マークしか付いていない問題だけを解いていってください。
世界史は単純暗記が基本ですので、分散学習を原則とし、3日以上空けてから復習することをお勧めします。もし3日以内の復習になるようであれば、◯マークや×マークはつけないようにしましょう。
上位私大(早慶上智・GMARCH相当):★まで
このレベルの大学ではかなり難しい用語が問題文/解答を問わずたくさん出てくるので、★★★や★★の用語は勿論のこと、★の用語にもできれば手を付けていきたいところです。特に早慶を受ける受験生には★の知識は必要不可欠です。まずは★★★の用語を覚え、次に★★、その次は★……というように覚えていってもよいですが、GMARCH以上の私大レベルになると★★の用語も★★★と同じくらいの必須知識になりますので、時代ごとに分けて覚えるなど一度に覚える量が多くなりすぎないように工夫しつつ、★★と★★★の知識に関してはまとめて覚えていくことをお勧めします。★の用語に入るタイミングですが、★★★と★★の用語は殆ど覚えきった状態で手をつけ始めてください。上位私大では確かに★の用語が少なからず出題されますが、重要度で言うとやはり★★と★★★の用語の方が高く、難しい用語が重要な用語を覚えるのを阻害する可能性があるからです。それでも早慶志望であれば★★★と★★は完璧にし、★レベルの知識まで手をつけておきたいところです。GMARCH志望の場合、他の科目との兼ね合い次第で★の用語はスルーしてください。
国公立:★★まで
実は国立大学の世界史では、私大ほどマニアックな知識は要求されません(一橋の一部の問題を除く)。これは東大に関しても例外ではありません。★★★と★★の用語は覚えるべきですが、★の用語は無理して覚える必要はありません。例外的に、一橋では数年に一度ヨーロッパ中世史に関して非常にマニアックな問題が出題されるので、一橋志望で世界史を得意科目にしたい方は中世史の★用語に手をつけてもいいかもしれません。国立大学の世界史でも勿論用語の知識は大事ですが、それ以上に論述を欠く力が大事になります。ある程度用語が覚えられたら、中谷臣の『世界史論述練習帳new』などを用いて、論述の練習に入るとよいでしょう。
私大(GMARCH以下):★★まで
用語集内の★★★の用語は必須用語です。必ず覚えるようにしましょう。★★★の用語が8割方覚えられてきたら、★★の用語にも少しずつ手を付けていきましょう。★★★と★★の用語をほぼほぼマスターできれば、受験の世界史で苦戦することはほぼありません。なお、★の用語に手をつける必要はありません。たまに本番で出てくることはありますが、★の用語が合否を分けることはほぼ無いからです。
共通テスト:★★★まで
★★★の用語(参考書が指定する共通テストレベルの用語)は、共通テストでも頻出なので出来る限り全て暗記してしまいましょう。共通テストでは、★★(国公立・中堅私大レベル)の用語も頻出です。★★の用語は、一問一答で一つずつ覚えるよりも、「過去問演習→知らなかった用語を調べて一問一答の該当箇所にチェックをつけて暗記する」方法を推奨します。「共通テストでしか世界史を使わない≒その受験生にとって世界史の重要性はそこまで高くない」ということだと思うので、世界史で完璧を目指すよりは他の科目の勉強に時間を割いた方が効率的だからです。当然、★(上位私大レベル)の用語を覚える必要は全くありません。
注意
電車内で覚える場合などを除き、用語は基本的に「書いて確認する」ことをお勧めします。例えば、多くの大学で頻出の中国史では漢字が難しい用語が沢山出てくるため、読んで覚えるだけでは間違って覚えてしまうリスクがあるからです。綺麗なノートを作る必要は全くないですが、普段から読んで用語を覚えようとしている人は、最終的に書けるか確認してください。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』の1周目、2周目…の役割
まずは★★★だけを覚え、覚えきったら★★を覚え…というように頻出度の高い用語を優先的に覚えていきます。受験において最重要なことは、他の人が取れる問題を落とさないことだからです。英単語暗記と同じで、単純暗記が多いので、間隔を空けて復習すること、量を重視することがポイントです。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』の習得にかかる時間
1問あたり1分
『世界史一問一答【完全版】4th edition』の特徴
新課程に対応
新課程「歴史総合・世界史探究」に完全準拠しています。
問題文のグループ化
重要な基本問題と関連問題との違いを明確にするために問題文がグループ化されているため、問題文の階層を意識し、世界史の「流れ」を簡単に追うことができます。
朗読音声付き
世界史の「流れ」に関係の深い重要な問題文の朗読音声があり、耳からも世界史の要点や流れを定着させることができます。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』が指定教材の理由
収録用語数が多い
本書は、世界史の一問一答系問題集の中で最も支持されている一冊です。
一問一答は工夫のしようがあまりありません。カバー率を上げ、出題度によってランク付けをするくらいです。
その点、本書『世界史一問一答【完全版】4th edition』は収録用語数が類書の中でもっとも多く、教科書や他の用語集ではカバーしきれないマイナーな用語まで対応しており、辞書的な使い方もできます。そのため、この用語集1冊の内容をマスターできれば、殆どの大学の世界史において余裕で合格点を取れるレベルの実力が身につきます。
しかし、掲載されている用語が多いことは必ずしも長所ばかりではありません。特に、上位私大(早慶など)を受ける人以外にとっては、載っている単語を見境なく覚えることが受験勉強の効率を悪化させる可能性があります。そのため、志望校のレベルによってやるべき★の数が異なります。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』の欠点
通史は学べない
この参考書は用語を覚えることに関しては万能ですが、通史を学ぶことは殆どできないので、『時代と流れで覚える! 世界史用語』など通史を学べる教科書/問題集を並行して用いることをお勧めします。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』の補助教材
ありません。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』の前にやるべき参考書
本書『世界史一問一答【完全版】4th edition』を1冊目として使用してもよいです。特に、最終的に本書まで入らないといけない、難関私大を併願する予定の人は、最初から本書でいいでしょう。
時代と流れで覚える! 世界史用語
国公立大学が第一志望の場合は、先に『時代と流れで覚える! 世界史用語』でひと通り勉強し、必要であれば本書『世界史一問一答【完全版】4th edition』で補うという進め方がよいです。
大学入試 ストーリーでわかる世界史探究
教科書以上に詳しい内容が掲載されています。ストーリーになっているので、ただの用語集よりも頭に残りやすくなっています。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』の後にやるべき参考書
世界史論述練習帳new
論述が課せられる大学を志望する場合は本書を使って書き方と定型文をインプットします。
世界史の1問N答
市販教材ではありませんが、松濤舎のオリジナル教材「1問N答」に入ります。
一問一答でなく、1つの問いに対して複数の用語を適切な順に想起する練習をします。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』と並行すべき参考書
教科書
世界史は教科書が命です。国公立大学は教科書範囲外からは原則出題されませんし、教科書は、歴史の流れを把握するのに最適な教材です。逆に教科書範囲外まで含まれている参考書を使うことで、どこまでが教科書知識として必要なものなのかの境界線が曖昧になってしまいます。
本書『世界史一問一答【完全版】4th edition』との併用方法ですが、一問一答系は流れが掴みにくいので、大きな流れは教科書で掴みつつ、一問一答系を使って問題形式で知識を定着させていきます。逆に、一問一答で問題をひと通り解いた後、教科書に戻ることで頭を整理してもよいです。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』と代替可能な参考書
すでに使っている一問一答系の問題集があれば、そちらを使い続けて構いません。わざわざ乗り換えるほどの優位性があるわけではないからです。もし今から一問一答系問題集を購入しようと考えているのであれば、本書『世界史一問一答【完全版】4th edition』をおすすめします。
『世界史一問一答【完全版】4th edition』に関するQ&A
- どの程度まで覚えるべきでしょうか?
- 先述の通り、対象によって★いくつまでやるべきか変わります。参照しましょう。