目次
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』で取得可能な偏差値
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の使い方
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の1周目、2周目…の役割
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の習得にかかる時間
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の特徴
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』が指定教材の理由
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の欠点
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の補助教材
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の前にやるべき参考書
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の後にやるべき参考書
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』と並行すべき参考書
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』と代替可能な参考書
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』に関するQ&A
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の目次/問題数
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』で合格可能な医学部・上位校
松濤舎での合格実績を以下に記載します。
・医学部医学科
〇〇大学 など
・他学部
〇〇大学 など
※代替可能な問題集を使用した合格実績も含む。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』で取得可能な偏差値
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文[BASIC]』:偏差値60
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文[STANDARD]』:偏差値65
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文[ADVANCED]』:偏差値70
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
レベル1:問題を解いた
レベル2:リスニングをした
レベル3:パラレルリーディングをした
レベル4:黙読をして日本語を介さず理解できた:偏差値60,65,70にそれぞれ到達
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の使い方
本書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』は、問題を解くための読み方(=レントゲン読解法)を身につけるために使用するので、正しい使い方をしなければ意味がありません。必ず、以下の手順で解くようにしてください。
まずは問題を解きましょう。問題を解くのは、正しい英語長文問題の解き方、つまり「レントゲン読解法」を身につけるためです。詳しくは以下をご覧ください。
レントゲン読解法に基づいて問題を解いたら、次に解説を読みます。そもそも正しい方法で問題を解くこと自体が目的なので、正解/不正解はそこまで重要ではありません。解説を読んで学びになったことがあったらマークをしておくなどすれば十分です。
3回を上限に音源を使ってリスニングします。一度問題として解いている英文なので聴きやすいはずです。
リスニングは、ナチュラルスピードで英語が流れていくため、「英語の語順通りに、日本語を介さずに理解しなければならない」ため、負荷を高めた長文読解と言えます。速読に役立ちますし、もちろんリスニング対策にもなります。
リスニングをしたら、今度はパラレル・リーディングに移ります。パラレル・リーディングとは、「英文を見ながらのシャドウイング」です。従来のシャドウイングは英文を見ませんが、ここでは英文を見ながらでいいです。
ただの作業にするのではなく、英文を目で追いながら発音し、それでも英語の意味がつかめている状態にしてください。この時、まさに日本語を介さずに英語が理解できている状態になります。
最後に仕上げとして黙読をします。この際、「英語を語順通り、日本語を介さずに、英語を英語のまま理解できている」ことを確認してください。
このように、英語を介さずに理解する状態まで持っていくことが最終ゴールです。「英語→(日本語に変換)→理解」という回路でなく、「英語→理解」という回路を強化することを目指します。
上記のSTEP.1~5 を1つの長文に対して行い、終わったら次の長文に移る、というように進めます。
数学や理科の問題集と違い、「同じ問題を繰り返し定着させる」といった使い方はしません。一回一回の採点や解説読解をしっかりと行い、後で確認したいことがあればマーカーを引いたり付箋を貼っておく程度でよいでしょう。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の1周目、2周目…の役割
基本的に1周しかしません。同じ長文を何回もやるより、新しい英文を読んだ方がいいからです。
多読を通じて、長文の正しい読み方を定着させつつ、長文読解の回路を作ることが最大の目的です。
それに加えて、最新のテーマを題材にした文章に触れることで、自信を持って本番に挑むことも、目的の一つとなっています。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の習得にかかる時間
長文一つあたり平均30分
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の特徴
音源付き
ネイティブスピーカーのナチュラルスピードの音源をダウンロードできます。長文読解対策に音源は必須ですので、音源付きであることは本書を使用する大きな理由の一つとなります。
全文、構造解析が載っていることは良いが注意も必要
全文に構造解析が載っており、これを参考に「SとVを探しながら読む」ことができます。「5文型を意識して読む」ことができるようになるのが、本書のメリットではあります。
一方、正しい読み方を身につけていないと、全文の構造解析が逆効果になることもあります。というのも、すべての英文を精読・構造解析していては、時間が足りなくなります。
精度の延長線上に、長文読解はありません。これがわかった上で本書の解説を読むようにしてください。
長文問題集に備わっているコンテンツは網羅
長文問題集なら基本的に載っているコンテンツは網羅していますが、それ以外にも「最新のテーマに触れられる」という特徴が本書にはあります。
- 英単語まとめ
- 構造解析(一部 or 全文)
- 各設問の解説
- 全訳
- 最新のテーマ/今後も出題されるであろうテーマを扱う
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』が指定教材の理由
指定教材ではありません。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の欠点
本書単体で正しい読み方が習得できるわけではありません。松濤舎の推奨する「レントゲン読解法」で問題を解き、その後は『速読英単語』シリーズと同じように①リスニング→②パラレルリーディング→③日本語を介さないで黙読、という3ステップを踏んで余すことなく活用しましょう。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の補助教材
ありません。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の前にやるべき参考書
『Rise長文読解』シリーズと『速読英単語』シリーズを使って、英語長文の読み方・解き方と、多読多聴量の確保を行い、偏差値を2.5ずつ上げていくというカリキュラムが、松濤舎のベースにはあります。
このカリキュラムは高1から始めると高2途中で全教材が終わりますので、この後に『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』シリーズに入ることで、さらなる多読多聴量を確保することができます。
本書は『イチから鍛える英語長文』シリーズで、英語長文の読み方を習得してから使うようにしてください。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』の後にやるべき参考書
出願校になりそうな大学の過去問演習に入ってOKです。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』と並行すべき参考書
VENN4000
わからない単語があったら『VENN4000』で調べましょう。載っているものは暗記対象、載っていないものは文脈判断すると明確に線引きできます。
総合英語 FACTBOOK
文法的にわからないことがあれば『総合英語 FACTBOOK』を紐解くようにしましょう。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』と代替可能な参考書
『Rise長文読解』シリーズ
長文問題集という観点では『Rise長文読解』シリーズが代替可能な参考書と言えます。
松濤舎で『Rise長文読解』シリーズを優先的に使っている理由は、英語は問題集を解く時間より、多読多聴する時間を増やした方がいいからです。そのため、『Rise長文読解』シリーズで15問ほど解いたら、『速読英単語』シリーズで60長文ほど読む、というバランスで進めています。
これも完了したら、『関正生の英語長文ポラリス』シリーズに入りましょう。
『速読英単語』シリーズ
多読多聴教材という観点では同じです。『速読英単語』シリーズの良いところは、一冊あたり約60長文ほど載っていて、多読多聴という点ではもっともコスパが高いという点にあります。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』に関するQ&A
- 『Rise長文読解』シリーズを使わずに最初から『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』シリーズを使ってもいいですか?
- 問題ありませんが、問題演習量と多読多聴量のバランスを考えると、『Rise』シリーズと『速読シリーズ』がオススメです。英語の長文問題は長文問題をたくさん解いたから解けるようになるわけではありません。多読多聴がベースにあり、たまに問題を解くくらいのバランスがちょうどいいです。
- 知らない単語(解説でピックアップされている単語)は全部覚えた方がいいですか?
- 『VENN4000』に載っている単語は覚える、載っていない単語は覚えなくていい、と考えてください。
- 全訳した方がいいですか?
- 不要です。問題を解く際は、問題を解くために必要な情報だけをザーッと取る練習をし、リスニングやパラレルリーディングをするときは、日本語を介さずに英語を英語のまま理解することを意識しましょう。英語全文を日本語訳するというのは学習効率が低いため避けましょう。