目次
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』で合格可能な医学部・上位校
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の使い方
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の1周目、2周目…の役割
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の習得にかかる時間
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の特徴
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』が指定教材の理由
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の欠点
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の補助教材
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の前にやるべき参考書
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の後にやるべき参考書
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』と並行すべき参考書
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』と代替可能な参考書
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』に関するQ&A
- 『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の目次/問題数
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』で合格可能な医学部・上位校
松濤舎での合格実績を以下に記載します。
・医学部医学科
〇〇大学 など
・他学部
〇〇大学 など
※代替可能な問題集を使用した合格実績も含む。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
レベル1:正しい解き方で問題をひと通り解いた。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の使い方
本書『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』は、問題を解くための読み方(=レントゲン読解法)を身につけるために使用するので、正しい使い方をしなければ意味がありません。必ず、以下の手順で解くようにしてください。
概要を掴むために、
①最初と最後の文(最終文だけでわからない場合、最終2~3文でもOK)を読む
②各段落の最初の1文を読む
を行います。ディスコースマーカーに注目する読み方など、テクニカルな読み方が色々と提唱されていますが、そういった型にはまらない文章はよく出題されます(特に医学部・上位校の場合)
そういった場合でも、このSTEP.1の手順を踏めば、文章展開の可能性を大きく絞ることができます。
文章展開の「推測」に認知容量を使わなくて済むため、内容理解に集中できるようになります。
続いて、小問(1)に目を通し、文頭から該当の下線部までザッと読みます。ザッと読めるのは、STEP.1において文章全体でどんなテーマになっているか(最初と最後でどんな話が書かれているのか)がわかっているからです。下線部まで読んだら、問いに関する箇所をしっかり読んだ上で、解答します。
続いて、小問(2)に目を通し、先ほど読んだところから該当の下線部までザッと読む・・・これを繰り返していきます。
この方法で解いていくことで、問題で問われている部分だけをしっかり読めるようになります。
解説を読んで丸付けしましょう。その際、解説の一番上に書かれた「英文の主題」も確認するといいでしょう。STEP.1がきちんとできていれば、大意は掴めているはずです。
本書は長文の解き方習得が主目的ですが、和訳対策や説明問題対策も行えます。解説に載っている文章の構造解析には必ず目を通し、きちんと構造が見抜けていたか確認するようにしましょう。
英語でもっとも重要なのが語彙量です。単語帳を使った英単語暗記は効率的ですが、絶対量としては足りません。長文問題集を通して語彙量を増やすことは、本書に限らず必ずやるようにしましょう。
ここでは『VENN4000』を活用します。『VENN4000』に掲載されている英単語はみんなが覚えている可能性が高いもので、掲載されていない英単語はみんなが覚えていない可能性が高い英単語(=文脈判断すべきもの)と判断できるからです。
また、多読を通じ、語彙量が増えるだけでなく語彙の想起スピード、語彙のコアイメージも鍛えることができます。多読に寄って”使える語彙”をどんどん増やしていきましょう。
3回を上限に音源を使ってリスニングします。一度問題として解いている英文なので聴きやすいはずです。
リスニングは、ナチュラルスピードで英語が流れていくため、「英語の語順通りに、日本語を介さずに理解しなければならない」ため、負荷を高めた長文読解と言えます。速読に役立ちますし、もちろんリスニング対策にもなります。
リスニングをしたら、今度はパラレル・リーディングに移ります。パラレル・リーディングとは、「英文を見ながらのシャドウイング」です。従来のシャドウイングは英文を見ませんが、ここでは英文を見ながらでいいです。
ただの作業にするのではなく、英文を目で追いながら発音し、それでも英語の意味がつかめている状態にしてください。この時、まさに日本語を介さずに英語が理解できている状態になります。
最後に仕上げとして黙読をします。この際、「英語を語順通り、日本語を介さずに、英語を英語のまま理解できている」ことを確認してください。
このように、英語を介さずに理解する状態まで持っていくことが最終ゴールです。「英語→(日本語に変換)→理解」という回路でなく、「英語→理解」という回路を強化することを目指します。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の1周目、2周目…の役割
長文問題集を解き直しても意味がないため、基本的に1周しかしません。うまく訳せなかった和訳問題が訳せるようになっているか確認したり、広く長文問題に応用できそうなTIPSがあったら付箋を貼ったりしておく程度ならいいですが、ガッツリと解き直しても意味がありません。
長文対策問題集を使う目的は、正しい解き方を身につけるためです。
初見の長文を、最初と最後の文を読んだり、各段落の最初の文章を読んで概要を掴み、関係ないところはザッと読むスキルを身につけるために使います。内容を知っている長文でやっても意味がないので、2度解く必要はありません。
また、結果としての正答率も気にする必要はありません。過程としての解き方に注意を払いましょう。
語彙量や多読多聴の量、解き方の習得が伴ってくれば、正しい読み方をしているうちに、だんだんと読めるようになってきます。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の習得にかかる時間
1問30分
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の特徴
スピードアップルール
著者の独自のスピードアップルールが定義されており、解説においてもどの部分でどのルールを適用するかが詳細に書かれているため、速読を具体的にどのようにアプローチしていったら良いかがわかる。
音源付き
ネイティブスピーカーのナチュラルスピードの音源をダウンロードできます。長文読解対策に音源は必須ですので、音源付きであることは本書を使用する大きな理由の一つとなります。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』が指定教材の理由
指定教材ではありません。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の欠点
本書単体で正しい読み方が習得できるわけではありません。松濤舎の推奨する「レントゲン読解法」で問題を解き、その後は『速読英単語』シリーズと同じように①リスニング→②パラレルリーディング→③日本語を介さないで黙読、という3ステップを踏んで余すことなく活用しましょう。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の補助教材
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の前にやるべき参考書
『Rise長文読解』シリーズと『速読英単語』シリーズを使って、英語長文の読み方・解き方と、多読多聴量の確保を行い、偏差値を2.5ずつ上げていくというカリキュラムが、松濤舎のベースにはあります。
このカリキュラムは高1から始めると高2途中で全教材が終わりますので、この後に『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』シリーズに入ることで、さらなる多読多聴量を確保することができます。
本書は『イチから鍛える英語長文』シリーズで、英語長文の読み方を習得してから使うようにしてください。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』の後にやるべき参考書
出願校になりそうな大学の過去問演習に入ってOKです。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』と並行すべき参考書
VENN4000
わからない単語があったら『VENN4000』で調べましょう。載っているものは暗記対象、載っていないものは文脈判断すると明確に線引きできます。
総合英語 FACTBOOK
文法的にわからないことがあれば『総合英語 FACTBOOK』を紐解くようにしましょう。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』と代替可能な参考書
『英語長文Rise読解演習』シリーズ
長文問題集という観点では『Rise長文読解』シリーズが代替可能な参考書と言えます。
松濤舎で『Rise長文読解』シリーズを優先的に使っている理由は、英語は問題集を解く時間より、多読多聴する時間を増やした方がいいからです。そのため、『Rise長文読解』シリーズで15問ほど解いたら、『速読英単語』シリーズで60長文ほど読む、というバランスで進めています。
これも完了したら、『関正生の英語長文ポラリス』シリーズに入りましょう。
『速読英単語』シリーズ
多読多聴教材という観点では同じです。『速読英単語』シリーズの良いところは、一冊あたり約60長文ほど載っていて、多読多聴という点ではもっともコスパが高いという点にあります。
『大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集』に関するQ&A
- 『Rise長文読解』シリーズを使わずに最初から『関正生の英語長文ポラリス』シリーズを使ってもいいですか?
- 問題ありませんが、問題演習量と多読多聴量のバランスを考えると、『Rise』シリーズと『速読シリーズ』がオススメです。英語の長文問題は長文問題をたくさん解いたから解けるようになるわけではありません。多読多聴がベースにあり、たまに問題を解くくらいのバランスがちょうどいいです。
- 知らない単語(解説でピックアップされている単語)は全部覚えた方がいいですか?
- 『VENN4000』に載っている単語は覚える、載っていない単語は覚えなくていい、と考えてください。
- 全訳した方がいいですか?
- 不要です。問題を解く際は、問題を解くために必要な情報だけをザーッと取る練習をし、リスニングやパラレルリーディングをするときは、日本語を介さずに英語を英語のまま理解することを意識しましょう。英語全文を日本語訳するというのは学習効率が低いため避けましょう。