harm
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
harmのコアイメージは「何かが本来あるべき良好な状態から悪い方向へ押し出される」こと。物理的な傷害だけでなく、精神的・社会的・環境的な「ダメージ・悪影響」全般を広くカバーする。日本語の「害」「危害」は少し硬くて深刻な響きがあるが、英語のharmはもっと日常的で幅広い。「no harm in …」(〜しても悪くはない)のように、悪影響がゼロであることを確認するカジュアルな表現にも使われる点が特徴的。「傷つける・損なう」というベクトルの力を根底に持つため、名詞・動詞どちらでも同じコアから自然に意味が生まれる。
2意味一覧
-
名
害、危害、傷害
「あるべき良好な状態を損なうもの・こと」そのものを名詞化した意味。物理的な傷から評判へのダメージまで幅広い。 -
名
不都合、悪影響
深刻な傷害ではなくても、状況を悪化させる・好ましくない作用があることを指す。「no harm」(悪いことなし)の形でよく現れる。 -
動
〜を傷つける、〜に害を与える
「あるべき状態を損なう力を加える」という動作。人・環境・関係・評判など、あらゆる対象に使える汎用性の高い動詞用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「harm」は物理的な傷に限らない。評判へのダメージ(harm one’s reputation)・環境への悪影響・精神的な傷つきにも使える点を押さえよう。日本語の「危害」のイメージだけで覚えると範囲が狭くなりすぎる。
「hurt」と混同しやすいが、hurtは痛みや感情的な苦しみの感覚にフォーカスするのに対し、harmは客観的な「損害・悪影響」の発生にフォーカスする。「It hurt me」は痛みや悲しみの体験、「It harmed me」は実質的な被害・損失のニュアンス。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| damage | 物理的・経済的な「損傷・損害」に比重が高く、修復や評価額との関係で使われやすい。harmより具体的・計量的なイメージ。 |
| hurt | 痛みや悲しみなど「感じる苦しみ」に焦点。harmが客観的な悪影響なら、hurtは主観的な痛みの体験寄り。 |
| injure | 主に肉体的な負傷・けがを指し、harmより深刻・具体的な傷つきを表す。事故やスポーツ場面でよく使われる。 |
| impair | 機能・能力・品質が低下・損なわれること。harmより技術的・医学的な文脈で使われることが多い。 |
対義語: benefit、good
6派生語・関連語
-
harmful
形
有害な、害を及ぼす
-
harmless
形
無害な、害のない
-
harmlessly
副
無害に、害なく -
unharmed
形
無傷の、被害を受けていない
7コロケーション
- do harm (to 〜) ― 〜に害を与える(最重要定番表現)
- no harm in doing ― 〜しても問題ない・損はない
- cause harm ― 危害・悪影響を引き起こす
8確認テスト
“Excessive use of social media can harm your mental health.”
① あなたの精神的健康を助けることができる
② あなたの精神的健康を無視することができる
③ あなたの精神的健康を傷つける・損なうことがある
④ あなたの精神的健康を測ることができる
③。harmの動詞用法で「あるべき良好な状態(精神的健康)を損なう・悪影響を与える」という意味。物理的な傷ではなく精神的・健康面への悪影響にも使えることを確認できる問題。①はbenefit/improve、②はignore、④はmeasureに対応する誤答。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。