passage
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
1コアイメージ
passageの根底には「pass(通過する・過ぎ去る)+age(名詞化)」という構造があり、「何かが一方から他方へと通り抜けていくプロセスや経路」というイメージがある。物理的な「通路・廊下」は人が通り抜ける空間であり、時間の「経過」は時が流れ過ぎていくことであり、「通過・移行」は状態を抜け抜けていくこと。そして文章の「一節」は、長い文章の流れの中で切り取られた一区間——まるで長い廊下のある一区画を指すイメージだ。どの意味も「何かが通り抜けていく」というひとつのコアで統一されている。
2意味一覧
-
名詞
通路、廊下
人や物が「通り抜けていく」物理的な空間。建物内の廊下や、山・海などを通り抜けるルートを指す。 -
名詞
(時間の)経過
時間が「通り抜けていく」こと。the passage of timeという形で「時の流れ」を表す。 -
名詞
通過、移行
ある状態・場所から別の状態・場所へと「通り抜けること」。法律の「可決(議会を通過すること)」にも使われる。 -
名詞
(文章・音楽の)一節、一段落
長い文章や楽曲という「流れ」の中で、ある区間を切り取ったもの。読書で「通り抜けていく」ひとまとまりの部分。 -
名詞
(船・飛行機での)旅、航行
海や空を「通り抜けていく」移動のこと。特に船旅を指すことが多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
「一節」の意味でpassageを使うとき、paragraphと混同しやすい。paragraphはあくまで「段落(文章の形式的なブロック)」であり、passageは形式に関わらず「ひとまとまりの意味のある抜粋部分」を指す。試験の長文問題でread the following passageと言えば「次の文章を読め」という意味になる。
the passage of a billは「法案の通過(可決)」という意味だが、これを「一節」と誤訳しないよう注意。法律・議会文脈ではpassageは「(議会を)通過すること=可決」を意味する。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| corridor | もっぱら建物内の「廊下」という物理的な空間に限定される。passageのような時間経過・一節・航行などの意味はない。 |
| excerpt | 文章の「抜粋・引用部分」に特化した語。passageより意図的に「選び取った」ニュアンスが強く、時間や通路の意味はない。 |
| transition | 「移行・変遷」に特化し、ある状態から別の状態へ変わることを強調する。passageよりも変化のプロセス自体に焦点を当てる。 |
対義語: blockage、obstacle
6派生語・関連語
-
pass
動詞・名詞
通る、過ぎる/山道、通行証
-
passenger
名詞
乗客(通り過ぎていく人)
-
passageway
名詞
通路、廊下(passageの通路の意味を強調した形)
7コロケーション
- the passage of time(時の経過)
- a passage from~(〜からの一節)
- a secret passage(秘密の通路)
8確認テスト
The passage of the new law was welcomed by many citizens.
① 新しい法律の一節は多くの市民に歓迎された。
② 新しい法律の通路は多くの市民に歓迎された。
③ 新しい法律の可決は多くの市民に歓迎された。
④ 新しい法律の経過は多くの市民に歓迎された。
③
passageには「(議会などを)通過すること=可決」という意味がある。法律が「議会という関門を通り抜けていく」コアイメージから自然に導かれる意味で、「一節」や「通路」とは文脈が全く合わない。the passage of a law / billは頻出表現として覚えておくこと。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。