venture
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
ventureのコアイメージは「リスクや不確実性があると知りながら、あえて一歩踏み出す」こと。語源はラテン語のadventure(冒険)と同じ流れを持ち、「何か悪いことが起きるかもしれない」という緊張感を内包している。動詞として使えば「危険を承知で進む・試みる」となり、名詞として使えば「リスクを伴う事業・企画」(ビジネスベンチャーなど)となる。日本語の「冒険する」に近いが、ventureはむしろ「怖いと感じながらもあえてやる」という意志的・能動的なニュアンスが強い。失敗するかもしれないと分かっていても踏み込む——その「賭け」の感覚がこの単語の核心にある。
2意味一覧
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動
危険を冒して(どこかへ)行く
リスクある場所への「一歩」をそのまま表す用法。安全地帯から踏み出す緊張感がある。 -
動
思い切って〜する、あえて〜を試みる
行動だけでなく「意見・発言」などにも使い、反論されるリスクを承知で発言する場面によく使われる。 -
名
(リスクを伴う)冒険的事業、ベンチャー
コアイメージの「リスクを抱えた挑戦」が名詞化したもの。ビジネス文脈での「新規事業」「スタートアップ」がこれ。
3例文
4よくある間違い・注意点
adventureと混同しやすいが、adventureは「結果として起きた冒険・体験」、ventureは「リスクを知りつつあえて踏み出す意志的行為」。ventureのほうが緊張感・計算的なリスクテイクのニュアンスが強い。
名詞のventure(特にjoint venture)はビジネス文脈で頻出だが、動詞用法しか覚えていない受験生が多い。「合弁事業」という名詞の意味も必ずセットで押さえること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| dare | dareは「怖くてもやる」勇気・度胸にフォーカス。ventureはリスク・不確実性への意識が強く、より慎重・思慮的なニュアンス。 |
| risk | riskは危険そのものを引き受けるという意味。ventureはその危険を踏まえた上で「踏み出す行動」を指す。 |
| attempt | attemptは単に「試みる」こと。ventureはリスクや失敗への恐れを乗り越えようとする感情的な色合いがある。 |
対義語: retreat、hesitate、hold back
6派生語・関連語
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adventurous
形
冒険好きな、大胆な -
venture capital
名(複合語)
ベンチャーキャピタル(新興企業への投資資金) -
joint venture
名(複合語)
合弁事業
7コロケーション
- venture into ~(〜に踏み込む/〜に乗り出す)
- venture an opinion(思い切って意見を述べる)
- joint venture(合弁事業)
8確認テスト
“After years of hesitation, she finally ventured an opinion at the board meeting.”
① 危険を冒して意見を述べた
② 思い切って意見を口にした
③ 冒険的な意見を持ち出した
④ 強引に意見を押し通した
② が正解。venture an opinionは「反論されるかもしれないリスクを承知でも、あえて発言する」という意志的行為を表す定型表現。①は「危険を冒して」という訳が大げさすぎて文脈に合わない。③は「冒険的な内容の意見」という意味にずれる。④は「強引に」という強制的ニュアンスが入り不自然。ventureのコアイメージ「リスクを知りながら踏み出す」が、発言という行為に適用されているのがポイント。
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