dismiss
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
dismissのコアイメージは「ある対象を自分(または特定の場・状況)との関係から切り離し、遠ざける」こと。dis-(離れて)+miss(送る)という語源が示すように、「向こうへ送り出す=もう関係ない」という感覚が根底にある。人を解雇したり退出させたりするのも、考えや意見を「取るに足らない」と切り捨てるのも、すべてこの「あなた(それ)はもういい、終わり」というコアイメージから生まれている。物理的な切り離しだけでなく、精神的・心理的な「却下・無視」にも広く使われる点が特徴で、日本語では文脈によって「解雇する」「退ける」「一蹴する」「却下する」など多様な訳語が当てはまる。
2意味一覧
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動詞
解雇する
雇用関係という結びつきを「切り離す」こと。雇い主が従業員を職場から遠ざけるイメージ。 -
動詞
解散させる・退出させる
会議や授業など、集まった人々をその場から「送り出す」行為。教師が「もう終わりです、行っていいよ」と言う場面が典型。 -
動詞
(考え・意見・懸念などを)退ける・一蹴する・無視する
物理的な人ではなく、アイデアや主張を「取るに足らないもの」として頭の中から追い払うイメージ。受験で最も見落とされがちな重要な意味。 -
動詞
(訴訟・申し立てを)却下する
法律の文脈で裁判所が訴えを「審理する価値なし」として切り離す行為。dismiss a caseの形でよく登場する。
3例文
4よくある間違い・注意点
「解雇する」という訳語しか覚えていないと、dismiss someone’s opinion(意見を一蹴する)やdismiss a case(訴訟を却下する)が読めなくなる。「切り離す」というコアイメージを軸に文脈を読むことが大切。
fireやlayoffと混同しやすい。dismissは「切り離し」のニュアンスが中立的・公式的だが、fireはより口語的で強制的な解雇感が強い。lay offは業績不振など会社都合の一時解雇に特化している。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fire | 口語的で「クビにする」という強い語感がある。dismissより感情的・劇的なニュアンス。 |
| reject | 申し出や提案を「受け入れない」という拒否のニュアンスが強く、dismissのように「取るに足らない」と軽く扱う含みは薄い。 |
| disregard | 「無視する・顧みない」という意味で近いが、dismissより意図的に「ないものとして扱う」消極的な姿勢が強い。 |
| discharge | 義務・任務・職務からの解放・解雇を指す公式・書き言葉的な表現。軍や病院などの文脈で多用される。 |
対義語: hire、recruit、engage、accept
6派生語・関連語
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dismissal
名詞
解雇、解散、却下 -
dismissive
形容詞
(人や意見を)軽視する・一蹴するような(態度) -
dismissively
副詞
一蹴するように、蔑むように
7コロケーション
- dismiss an idea / suggestion(アイデアや提案を一蹴する)
- dismiss a case(訴訟を却下する)
- dismiss concerns / fears(懸念や不安を退ける)
8確認テスト
The scientist was frustrated because the committee quickly dismissed her groundbreaking research without even reviewing the data.
① 彼女の画期的な研究を解雇した
② 彼女の画期的な研究を解散させた
③ 彼女の画期的な研究を退けた
④ 彼女の画期的な研究を採用した
③
「研究」という無形のものはdismissの目的語になっているため、「解雇」や「解散」という物理的な訳は当てはまらない。データも確認せずに「価値なし」と切り捨てた、という「心理的切り離し」のコアイメージがここで表れており、「退けた・一蹴した」が最も自然。受験生が「解雇する」という訳しか覚えていないと選べない、コアイメージ理解を問う典型問題。
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