waste
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
wasteのコアイメージは「本来あるべき価値・用途・可能性が実現されずに失われていく」こと。食べ物が食べられずに捨てられる、時間が何もせずに過ぎ去る、土地が荒れ果てて使えなくなる——いずれも「あったはずの価値が消えてしまう」という共通の感覚がある。動詞・名詞・形容詞のどの用法でも、この「もったいない喪失感」が根底にある。日本語の「もったいない」はwaste一語に最も近い感覚かもしれない。単なる消費(use/spend)とは違い、wasteには「本来そうなるべきでなかった」という否定的なニュアンスが必ず伴う。
2意味一覧
-
動詞
(時間・お金・資源などを)むだにする、浪費する
本来活かされるべき価値あるものが、目的を果たさずに失われていく様子。「もったいない消費」がコアイメージそのもの。 -
動詞
(土地・場所などを)荒廃させる、荒らす
土地が本来持つ「使える・育てられる」という価値が失われ、荒れ果てた状態にすること。可能性が消えていくイメージ。 -
名詞
むだ遣い、浪費;廃棄物、ごみ
「価値が失われた行為・結果」が名詞化したもの。廃棄物も「本来の用途を終えた(または果たせなかった)もの」というコアから自然に導かれる。 -
形容詞
荒廃した、使われていない;(廃棄された)不要な
本来の価値や機能が失われた状態を表す形容詞用法。「waste land(荒れ地)」「waste material(廃棄物)」など、コアイメージが直接表れる。
3例文
4よくある間違い・注意点
wasteとspendは「時間やお金を使う」点で似ているが、spendは中立的で目的のある消費、wasteは「もったいない・本来こうであるべきでなかった」という否定的ニュアンスが必ず伴う。’I spent two hours studying’(勉強に2時間使った)は普通だが、’I wasted two hours studying’とは言わない(勉強はむだにならないから)。
名詞のwasteは「廃棄物・ごみ」という意味でも頻出(例:industrial waste=産業廃棄物)。動詞のイメージしか覚えていないと長文で読み飛ばしてしまう危険がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| squander | より文語的・強調的で、「大切な財産・機会を愚かにも使い果たす」ニュアンスが強い。wasteより後悔や批判の度合いが大きい。 |
| fritter away | 「少しずつ取るに足らないことに費やして無駄にする」イメージ。fritter away time(時間をちびちびとむだ遣いする)のように、じわじわ消えるニュアンス。 |
| dissipate | エネルギー・富などが「散り散りに消えてなくなる」イメージ。物理現象(熱の放散)にも使われるより広い語。 |
対義語: save、conserve、utilize
6派生語・関連語
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wasteful
形容詞
むだの多い、浪費する(性質の) -
wastefully
副詞
むだに、浪費して -
wastefulness
名詞
浪費癖、むだの多さ -
wasteland
名詞
荒れ地;(比喩的に)不毛な状態
7コロケーション
- waste time / money / energy(時間・お金・エネルギーをむだにする)
- industrial / nuclear / toxic waste(産業・核・有害廃棄物)
- a waste of time(時間のむだ)
8確認テスト
“It would be a waste to throw away that old piano — it just needs tuning.”
① 危険なこと
② もったいないこと
③ 失礼なこと
④ 面倒なこと
② もったいないこと。wasteのコアイメージは「本来持っている価値が実現されずに失われること」。このピアノはまだ調律すれば使える=価値が残っているのに捨てるのは「価値の喪失」そのもの。日本語の「もったいない」がこのニュアンスを最もよく表している。
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