obsess
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
obsessのコアイメージは「何かが頭に取り憑いて離れない状態」です。ラテン語のobsidere(包囲する・占拠する)に由来し、まるで要塞が敵に包囲されるように、思考や意識が一つのことに完全に支配されてしまうイメージです。本人の意志とは関係なく、ある考え・人・物が頭の中に居座り続ける、その「強制的な占拠感」が核心にあります。だから「夢中になる」というポジティブな文脈でも、「強迫的に気になってしまう」というネガティブな文脈でも使われます。日本語の「好きだ」「気になる」より、もっと抗えない引力の強さがこもっている点が重要です。
2意味一覧
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動詞(他動詞)
〜に取り憑く・頭から離れない
何かが頭の中を「占拠」するコアイメージから、思考を乗っ取る存在として「取り憑く」という訳が生まれます。主語は人ではなくアイデアや感情など。 -
動詞(be obsessed with〜)
〜に夢中になっている・〜が頭から離れない
受け身形で用いることで「取り憑かれた状態にある人」を表します。コントロールを失うほど引き込まれている強い執着を示し、単なる「好き」より遥かに強烈な状態です。 -
動詞(他動詞)
〜を強迫的に悩ませる・不安や考えが頭から離れない
ネガティブな考えや恐れが頭を「占拠」するとき、「悩ませる・苦しめる」という訳が最適になります。強迫観念のような、消し去れない不安を表します。
3例文
4よくある間違い・注意点
「be obsessed with〜」を「〜が好きだ」と訳すのは弱すぎます。loveやlikeと違い、自分ではコントロールできない強さの執着・夢中さを意味するので、「〜が頭から離れない」「〜にどっぷりはまっている」など強度を出して訳しましょう。
obsessは他動詞なので「何かが人を取り憑く」という方向で使われます。「I obsess this song.」とは言えず、「The song obsesses me.」または「I’m obsessed with the song.」が正しい形です。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fixate | 特定の対象に「固定・固執する」イメージ。obsessより心理学的・分析的なニュアンスが強く、「fixated on〜」の形で使われることが多い。 |
| haunt | 幽霊のように「つきまとう・頭を去らない」イメージ。過去の記憶やトラウマに使われることが多く、obsessより陰鬱で暗い文脈に合う。 |
| preoccupy | 「前もって心を占める」という語源で、心が他のことで「ふさがっている」状態。obsessより穏やかで、常識の範囲内の「気になっている」程度のニュアンス。 |
対義語: ignore、be indifferent to
6派生語・関連語
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obsession
名詞
強迫観念・執着・夢中になること
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obsessive
形容詞
強迫的な・異常なほど執着した -
obsessively
副詞
強迫的に・異常なほど熱心に -
obsessive-compulsive
形容詞
強迫神経症的な(OCD:強迫性障害に関連する表現)
7コロケーション
- be obsessed with〜(〜に取り憑かれている・夢中になっている)
- obsess over〜(〜を強迫的に気にし続ける)
- obsessive thoughts(強迫的な考え・頭から離れない思考)
8確認テスト
“He is obsessed with the idea that someone is always watching him.”
①彼はいつも誰かに見られているという考えが好きだ。
②彼はいつも誰かに見られているという考えが頭から離れない。
③彼はいつも誰かに見られているという考えを思いついた。
④彼はいつも誰かに見られているという考えを無視している。
②
【解説】obsessedのコアイメージは「頭を占拠されてコントロールできない状態」。①のように「好き」というポジティブで穏やかな感情ではなく、自分の意志では消せない強迫的な考えに囚われているニュアンスが正確です。③は意味が全く異なり、④はむしろ対義語の意味になります。この文では「誰かに見られているという妄想・強迫観念が頭から離れない」という強い執着・苦悩の状態を表しています。
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