beside
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
besideのコアイメージは「ある基準となるものの横・脇」です。be(存在する)+side(側・横)が組み合わさった語で、「その線や点のすぐ横にある」感覚が根底にあります。空間的に「そばに・隣に」という意味はここから来ています。そしてもう一つ重要な用法が「〜を外れて・〜からずれて」です。これも同じコアイメージから生まれています。本来あるべき基準(話題・感情など)の「横=外れた場所」にある、というわけです。beside the point(的外れ)やbeside oneself(我を忘れて=感情が自分の横に飛び出た状態)はその典型例です。「横」というシンプルなイメージが、物理的な近接から心理的な逸脱まで広げて使われる単語です。
2意味一覧
-
前置詞
…のそばに、…の隣に
物理的に「ある対象のすぐ横の位置に存在する」というコアイメージがそのまま現れている最も基本的な用法。 -
前置詞
…を外れて、…とは無関係で(beside the pointなど)
基準となる話題や論点の「横=外れた位置」にある、というコアイメージから「的外れ・ずれている」というニュアンスが生まれる。 -
前置詞
(beside oneselfで)我を忘れて、正気を失って
「自分自身の横に出てしまった」=感情が制御できず自分の外に飛び出した状態を表す。喜び・怒り・悲しみなど強い感情の場面で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
besideとbesidesを混同しやすい。beside(前置詞)は「〜のそばに・〜を外れて」、besides(前置詞・副詞)は「〜に加えて・そのうえ」という意味で全く別物。「Besides, I have no money.(それに加えて、お金もない)」のように使う。
beside the pointを「ポイントのそばに」と空間的に訳してしまうミス。この表現ではpointは「論点・要点」という抽象的な基準を指しており、「的外れ」という意味になることをしっかり覚えておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| next to | 最もニュートラルに「隣・横」を表す表現。besideよりくだけた日常語で、物理的な隣接に限られ、「外れて」という抽象的な意味では使えない。 |
| alongside | 「〜と並んで・〜に沿って」という意味で、besideより「並行して進む・協力する」というニュアンスが強い。 |
| adjacent to | 「〜に隣接して」という意味で、besideよりフォーマル・書き言葉的。建物や土地など、面積のあるものの隣接に使われやすい。 |
対義語: away from、apart from
7コロケーション
- beside the point(的外れで)
- beside oneself(我を忘れて、取り乱して)
- sit / stand beside 〜(〜のそばに座る・立つ)
8確認テスト
“The manager’s long speech about company history was entirely beside the point — we just wanted to know about our salaries.”
① 会社の歴史のすぐそばにあった
② まったく的外れだった
③ 要点のそばで述べられた
④ ポイントを補足する内容だった
② まったく的外れだった。beside the pointは「論点・要点という基準の横(外れた場所)にある」というコアイメージから生まれた慣用表現で、「的外れ・本題からずれている」という意味になる。この文でも、給与について聞きたい場面で会社の歴史を長々と話すのは「要点を外れている」という文脈なので②が正解。
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