endure
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
endureの語源はラテン語のindurare(硬くなる・固める)。コアイメージは「長い時間をかけても崩れずに持ちこたえる」こと。この「時間軸上での持続」が核心にある。苦痛・試練に対しては「耐え続ける」となり、物や記憶・名声に対しては「長く存続する・持続する」という意味になる。どちらも「時間という圧力に屈せず持ちこたえる」という同じイメージから派生している。tolerateが「不快なものを許容する」という一時的なニュアンスなのに対し、endureは「長期にわたって耐え続ける、あるいは存続し続ける」という時間的な厚みが常に含まれる点が特徴的。
2意味一覧
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動詞(自動詞・他動詞)
(苦痛・困難に)耐える、我慢する
苦しい状況という「時間の圧力」に屈せず持ちこたえるイメージ。長期間にわたって耐え続けるニュアンスが含まれる。 -
動詞(自動詞)
(長く)存続する、持続する
時間という流れに対して崩れずに持ちこたえることから、「物・名声・記憶などが長く残り続ける」という意味にもなる。 -
動詞(他動詞)
(否定・疑問文で)〜を我慢できる、〜を容認できる
cannot endureの形で「とても持ちこたえられない=我慢できない」という強い嫌悪・拒絶を表す。日本語では「〜には耐えられない」「〜が我慢ならない」などと訳す。
3例文
4よくある間違い・注意点
tolerateと混同しやすいが、tolerateは「不快でも一時的に受け入れる」というニュアンス(例:I can tolerate the noise for now.)。endureはより長期的・深刻な苦難に耐えるニュアンスが強く、置き換えると不自然になる場面が多い。
「存続する(自動詞)」の意味を見落としがち。as long as love endures(愛が続く限り)のように、苦難とは無関係に「物事が長く続く」場面でも使われることを覚えておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| tolerate | 一時的・表面的に受け入れるニュアンス。長期の苦難というよりも「不快だが許容する」という場面に使う。 |
| bear | 苦痛・重荷を「引き受けて支える」イメージ。endureより口語的で、短期的な場面にも使いやすい。 |
| withstand | 外からの力・攻撃に「抵抗して持ちこたえる」イメージ。物理的な文脈(withstand the storm)でよく使われる。 |
| persist | 「存続する」の意味に近いが、persistは「(良くも悪くも)しつこく続く」というニュアンス。endureは「時間に耐えて残る」という肯定的な重みがある。 |
対義語: give up、yield、succumb、perish
6派生語・関連語
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endurance
名詞
忍耐(力)、持久力、耐久性
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enduring
形容詞
永続する、長続きする(an enduring legacy:長く残る遺産) -
endurable
形容詞
耐えられる、我慢できる
7コロケーション
- endure hardship(苦難に耐える)
- endure the test of time(時の試練に耐える=長く存続する)
- cannot endure 〜(〜が我慢できない・〜には耐えられない)
8確認テスト
“The memory of her kindness will endure long after she is gone.”
① 彼女の親切の思い出は、彼女が去った後も長く耐えるだろう。
② 彼女の親切の思い出は、彼女が去った後も長く残り続けるだろう。
③ 彼女の親切の思い出は、彼女が去った後も長く我慢されるだろう。
④ 彼女の親切の思い出は、彼女が去った後も長く許容されるだろう。
②
【解説】この文でのendureは「苦難に耐える」ではなく、「時間の流れに屈せず存続し続ける」という自動詞の意味。memoryが主語であり、苦痛を受けるものが存在しないことがヒント。「耐える」と直訳すると不自然で、「長く残り続ける」が最も自然。コアイメージ「時間を超えて持ちこたえる」が、苦難ではなく記憶・物事の存続に当てはまる好例。
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