quantity
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
quantityのコアイメージは「数えたり測ったりすることで把握できる量」です。ラテン語のquantitas(「どれほどの大きさか」)に由来し、「具体的に計測・数値化できるかさ」というニュアンスが根底にあります。単なる「量」ではなく、「どのくらいあるのか」を数字や単位で表せるものを指します。そのため「多量」という意味にもなりますが(大きなquantityが存在する状態)、数学・物理では「数量・量」という専門的な意味でも使われます。qualityが「質」であるのに対し、quantityは「質ではなく数・量の側面」を切り取る語です。
2意味一覧
-
名詞
量(計測・数値化できる量)
「計測できるかさ」というコアイメージそのもの。塩の量、距離の量など、単位で測れるものすべてに使える。 -
名詞
多量・大量
「量」が文脈上「大きいかさ」を暗示する場合に「多量」と訳す。a large quantity / quantities of ~ の形が典型。 -
名詞
数量・数(数学・物理の文脈で)
計測・数値化できるコアイメージが学術的文脈で「数量(変数・定数)」という意味に展開。unknown quantityで「未知数」となる。
3例文
4よくある間違い・注意点
quantityとamountの混同に注意。quantityは可算・不可算どちらにも使えますが、やや硬い・公式なニュアンスがあり、物の個数や計量的な文脈に向きます。amountはより日常的で感覚的な「量」に使います。また、a quantity of ~は可算名詞にも不可算名詞にも使えますが、a number of ~は可算名詞専用、an amount of ~は不可算名詞専用という使い分けを覚えましょう。
「多量」という訳を覚えすぎると、the quantity of salt(塩の量)のような中立的な「量」の文脈を「多量の塩」と誤訳してしまいます。「多量」になるのは、large / great といった形容詞がついている場合や、quantities of ~ という複数形の慣用表現の場合です。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| amount | 日常的・感覚的な「量」。不可算名詞に多く使われ、厳密な計測を必ずしも含意しない。quantityより口語的。 |
| volume | 「体積・容積」という物理的なかさのイメージが強く、生産量・取引量など大きな規模の量にも使われる。quantityより物体の三次元的な大きさに寄ったニュアンス。 |
| number | 可算名詞(数えられるもの)の「数」に限定される。quantityは計測値全般を指すが、numberは個数・件数など離散的な値に使う。 |
対義語: quality(質)
6派生語・関連語
-
quantify
動詞
数量化する・数値で表す -
quantitative
形容詞
量的な・定量的な(⇔ qualitative 質的な) -
quantitatively
副詞
量的に・定量的に
7コロケーション
- a large quantity of ~(大量の~)
- in large quantities(大量に)
- the quantity of ~(~の量)
8確認テスト
“We need to focus not just on the quantity of hours studied, but on the quality of concentration.”
① 多量
② 数量化
③ 量(時間数)
④ 価値
③が正解。「勉強した時間数という、計測できる量」という文脈であり、「多量」では不自然(多いとは決まっていない)、「数量化」は動詞的で文法的に合わない、「価値」は意味が異なる。qualityと対比させて「量(数値で測れる側面)」というコアイメージが出ているため、「量(時間数)」が最も自然な訳となる。
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