tribe
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
tribeのコアイメージは「共通の祖先・土地・文化・言語によって強く結びついた人々のまとまり」です。単なる「集まり」ではなく、何世代にもわたって受け継がれてきた絆と独自のアイデンティティを持つ集団を指します。歴史的には未開拓地や先住民族の社会単位として使われてきましたが、現代では比喩的に「趣味や価値観で深くつながったグループ」「仲間たち」という意味でも頻繁に使われます。この「内と外が明確に区別された、強い連帯感を持つ集団」というニュアンスが根底に流れており、文脈によって「部族」「民族」「一族」「仲間集団」など様々な日本語に訳せます。
2意味一覧
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名詞
部族、種族(共通の祖先・文化・土地を持つ社会集団)
最も基本的な用法で、血縁や土地で何世代にもわたって結ばれた人々のまとまりを指す。先住民族や伝統社会の社会単位として使われる。 -
名詞
一族、家族集団(大家族・親族グループ)
「共通の血でつながった集団」というコアイメージが家族レベルに縮小された用法。「一家の者たちがやってきた」などの場面でユーモラスに使われることがある。 -
名詞
(趣味・価値観でつながった)仲間集団、コミュニティ
現代的な比喩的用法。「強い連帯感と共通のアイデンティティを持つ集団」というコアイメージが、血縁を超えて志を同じくする人々のグループへと拡張された意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
tribeはもともと西洋的・植民地主義的な視点から使われてきた歴史があり、特定の先住民や民族に対して使うと差別的・侮辱的に聞こえる場合がある。学術的・歴史的文脈では問題ないが、現代の社会文脈では当事者の呼称(nation, peopleなど)を優先するのが望ましい。
nationやethnic groupとの混同に注意。nationは政治的・文化的まとまりで国家の意味合いが強く、ethnic groupは人種・民族的背景に焦点を当てた語。tribeはより小規模で、血縁・土地・慣習によるまとまりというニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| clan | clanはtribeよりさらに血縁関係に焦点を当てた語で、スコットランドの氏族のように「同じ先祖を持つ家族集団」を指すことが多い。tribeより規模が小さいイメージ。 |
| ethnic group | ethnic groupは共通の民族的・文化的背景に基づく分類で、より学術的・中立的な表現。tribeより大規模で政治的含意が少ない。 |
| community | communityは必ずしも血縁や民族を問わず、地域や共通の関心で結びついた人々の集まり。tribeより現代的で中立的なニュアンス。 |
| nation | nationは政治的・文化的統一体としての「国民・民族」を指し、tribeより規模が大きく、独立した政治組織を持つ含意がある。 |
対義語: individual(個人)、outsider(部外者)
6派生語・関連語
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tribal
形容詞
部族の、部族的な;(比喩)仲間意識の強い -
tribalism
名詞
部族主義;(比喩)身内だけを優遇する内輪意識、排他的な集団主義 -
tribesman / tribeswoman
名詞
部族の男性 / 女性メンバー
7コロケーション
- a tribe of + 複数名詞(〜の一群)
- tribal leader / chief(部族の長)
- find one’s tribe(自分の仲間を見つける)
8確認テスト
“As a tech entrepreneur, he finally found his tribe at the startup conference.”
① 部族
② 種族
③ 仲間・同志
④ 家族
③「仲間・同志」が正解。スタートアップの会議という現代的なビジネス文脈で使われており、血縁や民族ではなく「共通の価値観・目標で強く結びついた集団」というtribeの比喩的用法。「ようやく自分と同じ志を持つ仲間たちを見つけた」というニュアンスが最も自然。①②は伝統社会の文脈での訳、④は家族的な文脈での訳であり、いずれもこの文脈には合わない。
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