bid
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
bidのコアイメージは「自分の意志・意図を相手に向けて提示・表明する」こと。オークションでの「入札する」も、相手に命令や依頼をする「命じる」も、挨拶や別れの言葉を「述べる」も、すべて「ある意図をもって何かを相手に申し向ける」という一点で繋がっている。たとえば入札は「この値段で買いたい」という意志の表明であり、’bid farewell’(別れを告げる)は「さようなら」という気持ちを相手に向けて差し出す行為。古英語では「申し出る・提案する」と「命じる」が同根であり、いずれも話し手から相手への能動的な働きかけがコアにある。
2意味一覧
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動詞
(競売・入札で)値をつける、入札する
「いくらで買いたい」という自分の意志を市場・相手に申し出る行為。コアの「意志の提示」がそのまま現れている。 -
動詞
命じる、(~するよう)指示する
権威ある立場から相手に意志を向けて申し向けるニュアンス。やや古風・文語的な用法。 -
動詞
(挨拶・別れの言葉を)述べる、告げる
‘bid goodbye / farewell / welcome’のように、言葉という形で気持ちを相手に差し出す行為。これもコアの「相手への表明」から自然に派生する。 -
名詞
入札(額)、(競争での)試み・努力、求め
動詞の名詞形。「申し出」「試み」として、入札額だけでなく『a bid for power(権力を得ようとする試み)』のように広く使われる重要用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
‘bid goodbye / farewell’は日本人には「入札する」しか思い浮かばず見落としやすい。しかし文学・ニュースで頻出の表現なので、’bid + 挨拶の言葉’のパターンをセットで覚えること。
名詞 bid には『a bid for~(~を得ようとする試み・狙い)』という重要用法がある(例: a bid for the presidency=大統領の座を狙う動き)。入札の意味だけで止まらないよう注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| offer | offerも「申し出る」だが、より一般的・中立的。bidは競争・対抗という文脈や、意志の強さ・儀式的な告げるニュアンスを帯びる。 |
| command | commandは強制力・権威が前面に出る「命令」。bidの「命じる」用法は文語的・古風で、やや柔らかく申し向けるニュアンスがある。 |
| tender | 入札・見積もりの意味ではほぼ同義だが、tenderはビジネス・公共調達で使われる正式な書面提出のニュアンスが強い。 |
対義語: withdraw(撤回する)、ask(尋ねる・求める側から見た逆)
6派生語・関連語
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bidder
名詞
入札者、競売参加者 -
bidding
名詞
入札(行為)、競り、命令・言いつけ(do one’s bidding=言いなりになる) -
bid
名詞
入札額、試み(a bid for power など)
7コロケーション
- bid farewell(別れを告げる)
- make a bid for ~(~を得ようと試みる)
- bid at auction(オークションで入札する)
8確認テスト
The company made a bold bid for the top position in the market.
① 同社は市場トップの座に大胆な入札を行った。
② 同社は市場のトップの地位を大胆に狙った。
③ 同社は市場トップに向けて大胆な命令を下した。
④ 同社は市場トップに対して大胆に別れを告げた。
②
『bid for ~』は「~を手に入れようとする試み・狙い」という名詞用法。「入札」と直訳すると不自然で、「top position in the market」という文脈では「トップの座を狙う動き」と読むのが正解。コアイメージ「意志をもって申し出る・求める」が、競争的な「狙い・試み」として現れている典型例。
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