cherish
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
cherish の根底にあるイメージは「価値あるものを心の奥にしっかりと抱きしめ、失わないように守り育てる」こと。単なる「好き」や「大事にする」という表面的な行為にとどまらず、深い愛情・思い入れを伴う点が特徴。物理的な対象(人・もの)だけでなく、思い出・希望・信念など抽象的なものも目的語になれる。「心に抱く」という訳が当てられるのも、このコアイメージから自然に導かれる。時間をかけて大切に温め続けるニュアンスがあり、一時的な感情ではなく持続的な愛着を表す。
2意味一覧
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動詞
(人・物を)大切にする、かわいがる
価値あるものを失わないよう胸に抱きしめるイメージから、人や物への深い愛情・大切にする行為を表す。 -
動詞
(思い出・希望・感情を)心に抱く、大切に持ち続ける
抽象的なものを「心の中に抱きしめて守る」というコアイメージがそのまま転用され、記憶・夢・信念を手放さずに温め続けることを表す。 -
動詞
(機会・瞬間を)噛みしめる、逃さず味わう
貴重な瞬間を胸に刻み込んで逃がさないというイメージから、一瞬一瞬を惜しむように大切にするニュアンスが生まれる。
3例文
4よくある間違い・注意点
cherish は「一時的に気に入る」ではなく「長期間にわたって大切に思い続ける」という持続性が重要。like や enjoy との混同に注意。cherish a memory(思い出を大切にする)のように抽象名詞と組み合わせる用法を特に覚えておくこと。
treasure と混同しやすいが、treasure はものの「価値の高さ」に焦点があるのに対し、cherish は「愛情・感情の深さ」に焦点がある。cherish は希望・信念・思い出のような感情的なものにも自然に使える。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| treasure | 「宝のように価値があるもの」として扱うニュアンスが強く、価値の希少性に焦点。cherish は感情・愛着の深さに焦点。 |
| value | 価値を認めて大切にするという理性的・評価的なニュアンス。cherish は感情的な愛着を伴う点で温かみがある。 |
| nurture | 育てる・養うという「成長させる行為」に重点。cherish は守り抱きしめることに重点がある。 |
対義語: neglect、discard、abandon
6派生語・関連語
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cherished
形容詞
大切にされている、深く愛された(例:a cherished memory 大切な思い出)
7コロケーション
- cherish a memory(思い出を大切にする)
- cherish a hope / dream(希望・夢を胸に抱く)
- cherish every moment(一瞬一瞬を噛みしめる)
8確認テスト
“Even after decades, Maria cherishes the belief that kindness can change the world.”
① マリアは「優しさが世界を変えられる」という信念を忘れてしまった。
② マリアは「優しさが世界を変えられる」という信念を何十年経った今も胸に抱き続けている。
③ マリアは「優しさが世界を変えられる」という信念をかつて持っていたが、今は薄れた。
④ マリアは「優しさが世界を変えられる」という信念を他人に押しつけている。
② が正解。cherish は「価値あるものを心の奥でずっと抱きしめ続ける」というコアイメージを持つ。’Even after decades(何十年経った今でも)’という表現と相まって、長期間にわたって信念を温め続けているというニュアンスが②に最もよく表れている。①③④はいずれも持続的な愛着という本質的なニュアンスを外している。
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