consensus
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
consensusはラテン語の「con-(共に)+sentire(感じる)」に由来する。つまり「複数の人が同じことを感じている状態」がコアイメージだ。単なる多数決(majority vote)とは違い、全員ではないにしても関係者がほぼ同じ方向を向いていて、誰も強く反対しない「納得の一致」を指す。だから「合意」とも「総意」とも「世論」とも訳せるが、どれも「バラバラだった感覚・意見が収束した状態」という同じイメージから来ている。議論の末に落ち着いた着地点、というニュアンスが強い。
2意味一覧
-
名
合意・一致(意見・方針が一つにまとまった状態)
複数の人の感覚が同じ方向に溶け合った結果として、意見や方針が一つに収束した状態を指す。多数決ではなく「みんながおおむね納得している」点が重要。 -
名
総意・コンセンサス(集団全体の共通した意思)
個々人の感覚が集まって形成された「集団としての意思」。「世論」に近いが、より小規模な集団(委員会・チームなど)にも使える。 -
名
(学術・専門家間の)定説・共通見解
見落とされがちな意味。scientific consensus(科学的コンセンサス)のように、専門家コミュニティ全体が共有する「現時点での共通認識」を指す用法。単なる意見ではなく積み重ねの末の「共有された結論」というイメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
「consensus of opinion」という表現は、consensusにすでに「意見の」という意味が含まれているため厳密には冗長(redundant)とされる。ただし実際の英文では頻繁に見られるので、読解では問題なく対応できるようにしておこう。
agreementとの混同に注意。agreementは「約束・契約」の意味も持ち、二者間でも使えるが、consensusは必ず複数の関係者が「おおむね納得している」状態を指す。二人だけの合意にconsensusは使いにくい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| agreement | 二者間の契約・取り決めにも使え、より形式的・法的な含みがある。consensusのような「全体の感覚の収束」というニュアンスは薄い。 |
| accord | 主に国家・組織間の公式な合意(協定)を指すことが多く、文語的。consensusより対象が大きく、かつ文書化されるイメージ。 |
| unanimity | 「全員一致」を意味し、一人も反対がいないことを強調する。consensusは全員一致でなくても「おおむね同意」であればよい点が異なる。 |
| concord | 「調和・一致」を意味する文語的表現。国家・民族間の平和的な合意に使われることが多く、日常的な議論の結論にはconsensusが自然。 |
対義語: disagreement、discord、dissent、conflict
6派生語・関連語
-
consensual
形
合意に基づいた、双方が同意した(例:consensual decision 合意による決定) -
consent
名・動
(個人の)同意、承諾する ※同語源。consensusが「集団の感覚の収束」なのに対し、consentは「個人が感覚的に受け入れること」
7コロケーション
- reach a consensus(合意に達する)
- broad / general consensus(広範な合意、大まかな一致)
- scientific consensus(科学的コンセンサス、専門家の共通見解)
8確認テスト
“Surveys show that there is a growing consensus among voters that economic reform is urgently needed.”
① 多数決の結果
② 有権者の間で広がりつつある共通認識
③ 政府と国民の間の公式な協定
④ 全員一致の法的な合意
② 「有権者の間で広がりつつある共通認識」が正解。consensusは法的な契約(③)でも厳密な全員一致(④)でもなく、多数決(①)とも異なる。「多くの人の感覚が同じ方向に収束しつつある状態」を表すため、「共通認識」が最もコアイメージに合致する。
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