doom
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
doomのコアイメージは「避けられない破滅・悲惨な結末へと引きずられていく力」です。単なる「運命」ではなく、必ず悪い方向に向かう不可避の宣告というニュアンスが核心にあります。古英語の「dōm(判決・裁き)」に由来し、もともとは神や権力者が下す覆せない宣告を意味していました。そこから「どう抗っても免れられない破滅的な行き先」というイメージが定着しました。動詞では「〜をある悲惨な結末へと運命づける」、名詞では「破滅・滅亡・死」という意味になるのも、すべてこの「暗い結末への必然性」から来ています。日本語の「運命」より遥かに暗く、救いのないニュアンスを持つ点が重要です。
2意味一覧
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動
(悪い結末に)運命づける、〜を滅びに追いやる
「避けられない破滅へと縛りつける」というコアイメージが動詞として現れたもの。主に受動態 be doomed to で使われ、「〜する運命にある(逃れられない)」という意味になる。 -
名
破滅、滅亡、死、(暗い)運命
「逃れられない暗い終末」そのものを名詞化したもの。meet one’s doom(最期を迎える)のように、死や壊滅的な終わりを直接指す。 -
名
(宗教的な)最後の審判
古英語の「裁き・宣告」という原義が残った意味。the Last Doom(最後の審判)のように、神による最終的な宣告という文脈で用いられる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「運命」と訳せる fate や destiny と混同しがち。fate は中立〜やや否定的、destiny は肯定的・使命感のある意味合いが強いのに対し、doom は必ず「悲惨・破滅・死」という暗い結末に限定される。良い意味では絶対に使えない。
be doomed to を「〜する義務がある」と should や must と混同しないこと。be doomed to は「(悲惨な結末として)〜せざるを得ない運命にある」という、逃れられない否定的な必然性を表す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fate | 中立的な「運命・宿命」。良い結末にも悪い結末にも使える。doomのように必ず破滅を意味するわけではない。 |
| ruin | 「破滅・崩壊」という結果の状態を指す。doomが「不可避の暗い運命・行き先」というプロセスを含むのに対し、ruinは既に起きた壊滅状態そのもの。 |
| destruction | 「破壊・消滅」という行為や結果を指す客観的な語。doomのような「宿命的・逃れられない」という感情的ニュアンスは薄い。 |
| destiny | 「天命・使命」という意味合いが強く、むしろポジティブに使われることが多い。doomとは正反対の方向性を持つことが多い。 |
対義語: salvation、fortune、destiny
6派生語・関連語
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doomed
形容詞
破滅を運命づけられた、滅びゆく(a doomed ship: 沈没する運命の船) -
doomsday
名詞
世界の終わりの日、最後の審判の日(till doomsday: 永遠に) -
doom-and-gloom
名詞・形容詞
悲観論、絶望的な見通し(a doom-and-gloom scenario: 最悪のシナリオ)
7コロケーション
- be doomed to fail(失敗する運命にある)
- meet one’s doom(最期を迎える、破滅する)
- a sense of doom(破滅感、絶望感)
8確認テスト
“The critics declared the new policy doomed before it even began.”
① 新政策は始まる前から批評家たちに非難された
② 新政策は始まる前から失敗することが確実だと批評家たちは断言した
③ 新政策は始まる前から批評家たちによって祝福された
④ 新政策は始まる前から批評家たちの間で議論された
②が正解。doomedは「(悲惨な結末に)運命づけられた=失敗・破滅が避けられない」という意味。「批評家たちは、その新政策は始まる前から失敗が決まっていると断言した」が最も自然。①は「非難された」と意味をずらしており、③④はdoomのネガティブなコアイメージと真逆または無関係。
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