spring
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
springのコアイメージは「圧縮されたエネルギーが一気に解放されて勢いよく動き出す」こと。コイルバネが押されて一気に伸びるイメージがすべての意味の根底にある。動詞としては「跳ぶ・跳ね返る」だけでなく、「問題が突然発生する」「行動を起こす」など、何かが急に出現・発動する場面で使われる。名詞としては「バネ・ばね仕掛け」「泉(地面から水が湧き出る)」、そして「春(厳しい冬から生命が一気に芽吹く季節)」にもなる。「急激な変化・解放」という共通のエネルギー感がすべての意味をつないでいる。
2意味一覧
-
動詞
跳ぶ、跳び上がる
圧縮されたエネルギーが一気に解放される動きそのもの。バネのようにすばやく体を動かすイメージ。 -
動詞
跳ね返る、はずむ
衝突してエネルギーが反射・解放される動き。コイルバネが押されて戻る動きと同じ。 -
動詞
(問題・事態などが)突然起こる、生じる
何かが圧力の解放のように予期せず急に出現するイメージ。「問題がバネのように飛び出してきた」感覚。 -
動詞
(行動・仕事などに)勢いよく取りかかる
ためていたエネルギーを一気に放出して行動に移る。「spring into action(すぐさま行動を起こす)」が典型例。 -
名詞
春
冬に閉じ込められた生命エネルギーが一気に解放される季節。バネが弾けるような生命の躍動感から来ている。 -
名詞
バネ、ばね仕掛け
圧縮されたエネルギーを蓄えて解放する器具そのもの。コアイメージが最も直接的に表れた意味。 -
名詞
泉、水源
地中から水が勢いよく湧き出る様子。エネルギーが地面を突き破って出現するイメージ。
3例文
4よくある間違い・注意点
「春」を意味するspring(名詞)と「跳ぶ」を意味するspring(動詞)が別の単語だと思いがちだが、どちらも「エネルギーが一気に解放される」コアイメージでつながっている。同じ単語であることを意識しよう。
spring a surprise on someone(人をびっくりさせる)のように「予期せず何かをしかける」という他動詞の使い方も重要。jump(物理的な跳躍が中心)と異なり、springは「勢いよく突然現れる・始まる」ニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| jump | 物理的に体を宙に浮かせる「跳ぶ」動作に焦点。springのような「エネルギーの解放」「突発的な発生」のニュアンスは薄い。 |
| leap | 大きく・遠くへ跳ぶことを強調。springより一回の跳躍の「幅や高さ」に注目した語。 |
| bounce | 「跳ね返る・弾む」という反復的なはずみを表す。springの一瞬の解放感よりリズミカルな動きのイメージ。 |
| emerge | 「突然現れる・生じる」という意味では近いが、emergは緩やかに出現するニュアンス。springは急激・突発的な出現を表す。 |
対義語: fall(秋/落ちる)、sink(沈む)
6派生語・関連語
-
springy
形容詞
バネのような弾力がある、弾力性のある -
offspring
名詞
子孫、子(off+spring:「源から生み出されたもの」)
-
springer
名詞
跳ぶもの(スプリンガースパニエルなどの犬種名にも)
7コロケーション
- spring into action(すぐさま行動を起こす)
- spring to mind(ふと心に浮かぶ)
- spring a surprise on someone(人を不意に驚かせる)
8確認テスト
「The idea sprang to mind while I was taking a shower.」
① アイデアがシャワー中に勢いよく跳び上がった。
② シャワーを浴びながら、ふとアイデアが浮かんだ。
③ シャワー中にアイデアを必死に考えついた。
④ アイデアがシャワーの水のように流れ去った。
②が正解。spring to mindは「(アイデアや言葉が)バネのように突然パッと心に浮かぶ」というイメージの慣用表現。じっくり考えてひらめくのではなく、エネルギーが一気に解放されるように「不意に・自然に」浮かぶニュアンスが鍵。①は物理的な跳躍と混同した誤り、③は「努力して考えた」という誤解、④はコアイメージと正反対。
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