very
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
veryのコアイメージは「まさにそれそのもの」という強調にある。語源はラテン語のverus(真の、本当の)に由来し、「本当に・真に」という意味が根底にある。副詞として「非常に・とても」と訳されるのは、「本当にそうだ」という強調から自然に生まれた用法だ。さらに形容詞として使われると「まさにその〜」「〜そのものの」というニュアンスになる。「very end(まさにその終わり)」「the very thing I needed(まさに私が必要だったもの)」のような用法がその典型。日本語に機械的に訳すと「とても」だけになりがちだが、文脈によっては「まさに」「ほかならぬ」「純粋な」といった訳が適切になることがある。
2意味一覧
-
副
非常に、とても
「本当に・真に〜である」という語源的意味が、程度を強調する副詞用法につながっている。「very expensive=本当に高い=非常に高い」という流れ。 -
副
(否定文・疑問文で)あまり、それほど
notと組み合わせることで「本当にそうとはいえない」→「あまり〜でない」という意味になる。日本人が肯定文と区別して覚えていないことが多い重要用法。 -
形
まさにその〜、〜そのものの、ほかならぬ
語源「真の・本物の」から来る形容詞用法。the very + 名詞の形で「まさにそれ」という強調を表す。副詞用法しか知らないと読めない重要な意味。 -
形
(強調)ほんの〜でさえ、〜だけでも
「まさにその」というコアから「ほんのそれだけで」という最小強調にも発展する。The very thought of it makes me nervous. のような用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
veryは形容詞・副詞を修飾するが、動詞は直接修飾できない。「I very like it.」は誤りで、正しくは「I like it very much.」のようにmuchを使う必要がある。
形容詞用法(the very〜)を知らないと「The very idea is absurd.(その考え自体が馬鹿げている)」のような文で意味が取れなくなる。veryを副詞としか認識していないのは要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| extremely | veryより強く客観的・驚きのニュアンスを持つ。書き言葉・改まった場面向き。veryは日常的でどんな場面にも使いやすい。 |
| quite | イギリス英語では「かなり・相当(veryより弱い)」の意味になることが多く、アメリカ英語では「まったく・完全に」の意味になることもある。veryより意味のブレが大きい。 |
| really | 「本当に」という話し手の主観・確信のニュアンスが強い。veryが程度の強調であるのに対し、reallyは「本当にそうだ」という真実性の強調でもある。 |
| pretty | 口語的で「かなり・まあまあ」と程度がveryよりやや弱い。くだけた会話で使われ、フォーマルな文章には不向き。 |
対義語: hardly、scarcely
6派生語・関連語
-
verify
動
確認する、証明する(語根verus「真の」から)
-
verily
副
(古・文語)まことに、真に
7コロケーション
- very much(非常に、大いに)— 動詞を強調する場合はvery muchの形が必要
- the very best / the very least(まさに最良・最小限)— 最上級をさらに強調する定番表現
- very well(承知しました・非常にうまく)— 返答や程度の表現として頻出
8確認テスト
“She left at the very moment I arrived.”
①彼女はとても遅い瞬間に去った
②彼女はとても急いで去った
③彼女はまさに私が到着したその瞬間に去った
④彼女は私が到着したときにとても驚いて去った
③
「the very moment」はveryの形容詞用法で「まさにその瞬間」という意味。ここでのveryは程度の副詞「とても」ではなく、「ほかならぬ・まさにその」という強調の形容詞。コアイメージである「それ自体の純粋な強調」がそのまま表れており、①②④のように副詞として解釈すると文意が成り立たない。
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