addiction
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
addictionの語源はラテン語の「addictus(縛られた者)」。古代ローマでは債務者が債権者に「引き渡される」ことを指した言葉だ。そこから転じて「何かに魂ごと引き渡されてしまい、自分の意志では離れられない状態」がコアイメージ。薬物・アルコールのような身体的依存から、ゲームやSNSへの熱狂的なのめり込みまで、「自分でコントロールできないほど引きつけられている」という感覚が底流にある。単なる「好き」ではなく、やめたくてもやめられない切迫感・強制感が伴うのが特徴。
2意味一覧
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名
(薬物・アルコールなどへの)依存症、中毒
身体や精神が物質に「縛られ」、自力では離れられなくなった医学的・深刻な状態を指す。コアイメージの最も典型的な用法。 -
名
(習慣的・強迫的な)熱中、のめり込み
物質に限らず、ゲームや買い物など行動パターンにも「縛られる」ことがある。やめようと思ってもやめられない点でコアイメージと直結する。 -
名
(比喩的に)やめられないほどの執着・入れ込み
日常会話では軽い誇張表現として「~なしでいられない」というニュアンスでも使われる。例:my addiction to coffee(コーヒーへの並々ならないこだわり)。
3例文
4よくある間違い・注意点
「addiction(依存・中毒)」と「enthusiasm(熱意・熱心さ)」は似て非なるもの。enthusiasmは自分でコントロールできるポジティブな熱量だが、addictionはコントロールを失った状態。日本語の「熱中」という訳語だけを覚えると混同しやすい。
「drug addiction」を「薬物依存症」と訳すのは正しいが、addictionは薬物以外にも広く使える。alcohol addiction(アルコール依存)、gambling addiction(ギャンブル依存)など幅広い文脈で使われることを押さえておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| dependence | 主に医学・心理学的な文脈で使われる中立的な語。addictionよりも客観的・学術的なニュアンスが強く、必ずしも「やめたくてもやめられない」苦しさを含意しない。 |
| obsession | 頭の中から離れられない「強迫的な執着」に焦点を当てる。addictionが行動・消費パターンへの縛りを指すのに対し、obsessionは思考レベルでの囚われを強調する。 |
| habit | 単なる「習慣」で、自分でコントロール可能。addictionの「離れられない強制力」というコアイメージを持たない。good habitのようにポジティブな文脈でも使える。 |
対義語: abstinence(断絶・節制)、self-control(自制心)
6派生語・関連語
7コロケーション
- suffer from addiction(依存症に苦しむ)
- overcome / battle addiction(依存症を克服する・戦う)
- addiction to ~ (~への依存・熱中)
8確認テスト
“She knew her addiction to checking emails every five minutes was affecting her focus, but she just couldn’t stop.”
① 趣味 ② 習慣 ③ やめられない衝動 ④ アレルギー
③「やめられない衝動」。この文では「5分ごとにメールを確認せずにはいられない」という、自分の意志でコントロールできない強制的な引力が描かれている。addictionのコアイメージ「縛られていて離れられない状態」が最もよく表れている訳は③。②「習慣」では自分でやめようと思えばやめられるニュアンスになり、「but she just couldn’t stop(でもやめられなかった)」という文脈と矛盾する。
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