collision
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
collisionの語源はラテン語の「collidere(共に+打つ)」で、「二つ以上のものが互いに向かって動いた結果、激しくぶつかり合う」という状態がコアイメージです。物理的な衝突(車どうしがぶつかる)だけでなく、「相容れない二つのものが真正面からぶつかり合う」というイメージが抽象的な文脈にも広がります。大切なのは、「どちらか一方がぶつかる」のではなく、「双方向の力がぶつかり合う」という点。意見・利益・価値観などが正面から対立するシーンでも使われるのは、このコアイメージから自然に導けます。
2意味一覧
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名
(物体どうしの)衝突・激突
二つの物体がそれぞれ運動エネルギーを持って向かい合い、ぶつかり合う。コアイメージそのままの物理的用法。 -
名
(意見・利益・価値観などの)対立・衝突
相容れない二つの概念や立場が「正面からぶつかり合う」イメージが抽象領域に拡張された用法。 -
名
(予定・スケジュールなどの)重複・バッティング
二つの予定が同じ時間軸上で「ぶつかり合う」状態。日本語では「バッティング」と言うが、まさにcollisionのコアイメージと一致する。
3例文
4よくある間違い・注意点
crashとの混同に注意。crashは「激突して壊れる・砕ける」結果の破壊感に重点があり、音や衝撃のイメージが強い口語的な単語。一方collisionは「二つのものが向かい合ってぶつかり合う」という構造そのものを指す、やや客観的・技術的なニュアンスがある。保険レポートや物理の文脈ではcollisionが好まれる。
「衝突」の日本語訳に引きずられて物理的な場面にしか使えないと思いがちだが、collision of interests(利益の衝突)やcollision of ideas(考え方の対立)など抽象的な文脈での用法も頻出。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| crash | 破壊・衝撃音を伴う激突を強調する口語的な語。collisionより感情的・劇的なニュアンスがあり、抽象的な「対立」には使いにくい。 |
| impact | 衝突の「衝撃・影響」に焦点を当てた語。ぶつかる行為よりも、その結果生じる力や影響を指すことが多い。 |
| conflict | 利害・意見・感情の「対立・争い」を表し、継続的な対立状態を指すことが多い。collisionが「ぶつかる瞬間」に注目するのに対し、conflictは状態・過程全体を指す。 |
| clash | 考えや性格などが激しく「合わない・食い違う」ニュアンスが強い。金属がぶつかる音のような鋭い衝突のイメージで、どちらかというと文化・スタイル・性格の対立に使われやすい。 |
対義語: agreement、harmony、avoidance
7コロケーション
- head-on collision(正面衝突)
- collision course(衝突コース→対立必至の状況)
- collision of interests(利益の衝突)
8確認テスト
“The two countries are on a collision course over trade policy.”
① 両国は貿易政策をめぐって交渉の最終段階にある。
② 両国は貿易政策をめぐって対立必至の状況にある。
③ 両国は貿易政策をめぐって協調路線を歩んでいる。
④ 両国は貿易政策をめぐって情報を共有している。
②
「collision course」は「このまま進めば必ずぶつかり合う進路(コース)」という意味の慣用表現。collisionのコアイメージ「二つのものが向かい合ってぶつかり合う」が、物理的な衝突コースから比喩的に「対立が避けられない状況」を表すように拡張されている。直訳で「衝突コース上にある」→意訳「対立必至の状況にある」が最も自然。
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