capacity
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
capacityの語源はラテン語のcapere(=to hold / 受け取る・保持する)。「何かを中に受け入れられる限界の大きさ」がコアイメージ。タンクなら液体を「どれだけ入れられるか」=容積・収容能力、人間の頭や心なら知識・感情を「どれだけ受け入れられるか」=知的能力・包容力、工場なら製品を「どれだけ生産できるか」=生産力となる。さらに「〜という立場・役割を担える器」という意味にも広がり、in one’s capacity as ~(〜としての立場で)という表現が生まれる。いずれも「受け入れの器の大きさ・限界」というひとつのイメージに収まる。
2意味一覧
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名詞
収容能力、容積
物理的な「器」がどれだけのものを受け入れられるかという最も直接的な意味。スタジアムやタンクの「最大容量」を指す。 -
名詞
能力、理解力(知的・精神的な器)
人間の頭・心という「器」に情報や感情をどれだけ受け入れられるかを表す。例文のように「理解力の限界」に使われる。 -
名詞
生産力、処理能力
工場や機械が「どれだけの量をこなせるか」という限界値。物理的な受け入れ量を産業・技術に応用した用法。 -
名詞
立場、資格、役割(in one’s capacity as ~)
「ある役割・職務を担う器」というイメージ。人がその役職にふさわしい器を持っている=その立場・資格で行動するという意味になる。
3例文
4よくある間違い・注意点
abilityとの混同に注意。abilityは「実際にできるスキルや技能」そのものを指すが、capacityは「受け入れ・処理できる最大限の器の大きさ」というニュアンスが強い。たとえば capacity for learning なら「学ぶ潜在的な器の大きさ」、ability to learn なら「学べるという具体的な技能」。
満員・フル稼働の意味で at full capacity(フル稼働で・満員で)という表現がよく使われるが、日本人はこの慣用句を見落としがち。入試では文脈からこのイメージを読み取る力が求められる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| ability | 実際に発揮される「できる力」そのものを指す。capacityが「器の潜在的な大きさ・限界」なのに対し、abilityはより具体的なスキルや技能の有無を問う。 |
| capability | capacityより「実際の状況・条件のもとで発揮できる能力」に焦点を当てる。組織・システムの文脈でも使いやすい。 |
| volume | 純粋に物理的な体積・容量を指す。人間の能力や立場には使えない点でcapacityより意味が狭い。 |
対義語: inability、incapacity
6派生語・関連語
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capable
形容詞
能力がある、有能な(〜できる器を持っている)
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incapacity
名詞
無能、無力、(身体的・法的な)能力の欠如 -
capacious
形容詞
(容積・空間が)広い、ゆったりした
7コロケーション
- at full capacity(フル稼働で、満員で)
- capacity for ~(〜する能力・器)
- in one’s capacity as ~(〜としての立場で)
8確認テスト
The factory is currently operating at only 60% of its capacity due to the shortage of materials.
① 収容人数
② 生産能力
③ 理解力
④ 立場
② 生産能力。工場(factory)が「どれだけ生産できるかという器の大きさ」を表しており、その60%しか稼働していないという文脈。「収容人数」はスタジアム等、「理解力」は人間の知的な器、「立場」はin one’s capacity asの形で使われるため、ここでは不自然。capacityのコアイメージ『受け入れ・処理できる最大量』が工場に適用されると「生産能力」になる。
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